POPU D2P

POPU D2P をゲット!

2014年6月10日、中華 フルデジタルアンプPOPU D2P が中国シンセンから送られてきました。

私の LONGGREEN D-5 の記事をご覧になった中国の S さんから「評価記事を書いて欲しい」の条件で無償提供していただきました。 中国では880元程度で販売されています。

4Ωスピーカで最大出力 50W+50W です。

優秀な DSP プロセッサ Intersil D2Audio を使っています。 プレスリリース (2010年9月14日) によると、Intersil ではハイエンドオーディオ機器の設計者として世界的に有名な Mark Levinson 氏と D2Audio アンプを共同開発しているとのことです。

付属品は [リモコン] [AC アダプタ] [2P AC ケーブル] [USB ケーブル] [取扱説明書 (中文)] でした。

フルデジタルアンプは無駄な熱損失が少ない地球環境に配慮されたアンプです。



最大の特長は フルデジタルアンプ

  1. S/PDIF 入力端子→スピーカ端子直前までデジタル信号のまま

  2. フルデジタルアンプ全体で DAC のような動作

  3. アナログ入力はそのままでは処理できないので、一旦 ADC でデジタル化します。



カバーを開けてみました

  1. 分解はじめ

  2. [アンプ基板] [ディスプレイ基板] で構成されています。

  3. アンプ基板

  4. ディスプレイ基板

  5. 付属 AC アダプタ

  6. 右は私が独自に調査した D2P の回路図です。 回路図をクリックすると pdf 版の大きな回路図を表示できます。

  7. 不思議に思うこと



改造

  1. 分解したついでに、プチ改造しました。

  2. 放熱対策

  3. 出力アップ



使ってみました

  1. デザインなど

  2. リアパネルの端子

  3. 機能や操作



検聴してみました

  1. 使用機材

  2. 検聴結果



コストパーフォーマンス

  1. D2P を日本にある輸入代行店経由で買うと、16,800円+1,500円 (送料)=18,300円 です。

  2. 機能も完成度も高いピュアオーディオ・フルデジタルアンプの DENON DRA-F109 が送料込22,000円で買えます。

  3. 結論



出力はいったいいくら出るのか? ・・・ 計算してみました



試験的に大容量電源に取り換えてみた

  1. 24V/10A 240W 大容量スイッチング電源 SOPUDAR SPD-240W を使って試してみました。 写真のものです。

  2. DC プラグは 4A の大電流仕様としました。

  3. さすが、D2P よりサイズが大きい大容量電源です。



仕様その他

  1. 取扱説明書 (中文)

  2. 仕様は以下です

    項目 内容
    形式 Full Digital Class-D Amplifier
    最大出力 50W+50W (4Ω)
    S/N 比 100dB 以上
    定格インピーダンス 4〜8Ω
    全高調波歪 (THD+N) 0.1% 以下 (1kHz 20W)
    再生周波数帯域 20〜20,000Hz
    同期できるサンプリングレート 同軸デジタル入力: 24bit/32〜192kHz
    USB デジタル入力: 16bit/32〜48kHz
    オーディオ入力端子 同軸デジタル入力: RCA 同軸×1
    USB デジタル入力: Standard-B×1
    アナログ入力: RCA L/R×1
    電源入力端子 DC24V 外径5.5mm/内径2.1mm センタプラス
    表示 2桁7セグメント LED 表示器
    外形寸法 128(W)×55(H)×154(D) mm
    質量 1.1kg (D2P 本体のみ)
    付属品 リモコン (型式:RC-02)×1
    AC アダプタ×1
    2P 電源ケーブル×1
    USB ケーブル×1
    取扱説明書 (中文)×1
    付属 AC アダプタの仕様 型式: YS06-240250D
    INPUT: AC100〜240V, 50/60Hz, 1.5A max
    OUTPUT: DC24V, 2.5A
     (短時間連続最大電流:4.3A、瞬間最大電流:5.5A)