REDSUN RP2100

REDSUN RP2100 をゲット！

高音質・ホームサイズ
Dual Conversion BCL ラジオ

REDSUN RP2100 です。 2010年11月22日、 ベストカカク にて税込10,700円で買いました。

本機は中国製なので、最近よく出張している中国国内で調達することも検討しましたが、以下のような日本向けカスタマイズの製品を買うのは困難です。
　�@ FM 受信周波数範囲が日本バンドをカバー
　�A AC 電源電圧が日本仕様
　�B ボタンやツマミの表記が英文

「REDSUN」とは一般的には日本（の国旗）を指します。 中国ブランドとしては変わっていると思います。

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代表的な操作方法

1. 直感的に理解できるシンプルな操作系です
   
   
   • [AM WIDE - AM NARROW - FM MONO - FM STEREO] ツマミと [MW - SW1 - SW2 - SW3] ツマミで受信バンドを選択します。
     
     
   • [TUNING] ノブの動作は TUNING STEP の [STOP] [SLOW] [FAST] スイッチで選択できます。
     
     
   • [Q.TUNE] ボタンを押すことで、FM は1MHz、MW は100kHz、SW はマスターバンド単位で受信周波数をインクリメントできます。
     
     
   • [MW RF GAIN] ツマミで AM 受信時の感度を調整できます。 MW RF GAIN と書いてあるのですが、SW にも有効です。
     
     
   • オーディオ系は [VOLUME] [TREBLE] [BASS] ツマミがあって充実しています。
     
     
2. プリセット
   
   
   • FM/MW/SW1/SW2/SW3 各バンドごとに10個のプリセットができます。
     
     
     1. メモリしたい放送局を受信状態にします。
        
        
     2. [MEM] ボタンを押すと [Preset] 表示がフリッカするので、[DOWN] [UP] ボタンでプリセット番号を選択します。
        
        
     3. 再度、[MEM] ボタンを押すことでプリセット記憶が完了します。
        
        
   • メモリコール
     
     
     1. [PRESET] ボタンを押すごとにプリセット番号がインクリメントされ、プリセットメモリをコールできます。
        
        
     2. このインクリメントコールしか方法がありません。 従って、少々面倒と感じることがあります。
        
        
3. 時刻合わせ
   
   
   • 電源 OFF で [HOUR] ボタンを5秒以上押すと 12/24 時間性がトグルします。
     
     
   • 電源 OFF で [W/L] ボタンを5秒以上押すと Local/World 時間表示がトグルします。
     
     
   • Local 時間
     
     
     1. 電源 OFF で Local 時間表示にします。
        
        
     2. [T.SET] ボタンを長押しして、[時] 表示をフリッカさせ、[TUNING] ノブで時合わせします。
        
        
     3. [MINUTE] ボタンを押して、[分] 表示をフリッカさせ、[TUNING] ノブで分合わせします。
        
        
     4. [T.SET] ボタンを押して完了です。
        
        
   • World 時間
     
     
     1. 電源 OFF で World 時間表示にします。
        
        
     2. [T.SET] ボタンを長押しして、[時] 表示をフリッカさせ、[TUNING] ノブで時合わせします。
        
        
     3. [T.SET] ボタンを押して完了です。
        
        
4. その他
   
   
   • 背面の端子
     
     
     • 背面には写真のような [FM/SW 外部アンテナ端子] [MW 外部アンテナ端子] [AM IF 出力端子] があります。
       
       
     • [FM/SW 外部アンテナ端子] [AM IF 出力端子] は PAL 端子で日本で使うには特殊の部類です。 これは、写真のように [PAL→F] 変換コネクタを使うとよいです。 アキバではこのような [PAL→F] 変換コネクタはよく見かけますが、これ以外はないような気がします。 しかし、一旦 F に変換できれば、更に F→BNC などは簡単に変換できます。
       
       
   • MW の 9/10kHz step 切替
     
     
     • 電池ボックス内にある [9k/10k] スライドスイッチで設定します。
       
       
   • 内蔵電池
     
     
     • 内蔵できる電池は、単1電池×4本 または 単3電池×4本 と不思議な仕様です。 どちらを使うかは左サイドにある [BATTERY SIZE] スイッチで切り換えます。 このスイッチを [D] とすると単1電池、[AA] とすると単3電池で駆動されます。 ですから 単1電池×4本 と 単3電池×4本 を一緒に実装しても大丈夫と思います。
       
       
     • 内蔵電池には Ni-MH 充電池も使えます。 充電回路も内蔵されており、[CHARGE] ボタンを押すと充電が開始されます。
       
       

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使ってみました

1. かなり大きいサイズ
   
   
   • 本格的な BCL ラジオです。 品質や質感も日本製と変わらず、満足できます。
     
     
   • 液晶表示パネルが大きく見やすいです。
     
     
   • チューニングノブが大きく、同調操作がしやすいです。
     
     
   • シルバーパネルのシルバーはメッキなのが、やや残念です。 ここはアルミ材を使ってほしかった。
     
     
2. PLL シセサイザー同調
   
   
   • アナログチューニングより楽で、周波数ズレもありません。
     
     
   • 同調方式は [マニュアル] [オートスキャン] [プリセット] です。
     
     
   • プリセットメモリは各バンドごとに10局分で、全部で50局分です。 かなり少ないです。
     
     
3. その他
   
   
   • 暗い所での利用ができるようイルミネーション機能があります。 液晶表示器が橙色に照明されます。
     
     
   • 「時計」「目覚アラーム (ラジオ & ビープ音)」が付いています。
     
     
4. 性能の評価
   
   
   • 感度
     
     
     • BCL ラジオとして一級の感度です。
       
       
     • SW は Dual Conversion 方式と相まって超高感度です。 1st IF = 55.845MHz, 2nd IF = 455kHz です。
       
       
     • MW は内蔵バーアンテナでも十分な高感度で、遠距離 MW 受信ファンにも支持されるでしょう。 MW 用外部アンテナ端子があるので、ループアンテナなどの高感度アンテナも接続できます。
       
       
     • MW/SW は、[AM SENS] スイッチや [MW RF GAIN] ツマミで電波状態に適合させることができるので、安定度が良いです。 S メータの振れを見ていると判ります。
       
       
     • FM は十分な感度で音質も良いのでホームラジオとしても使えます。 特に外部アンテナ端子はキチンと75Ω（ひょっとしたら50Ω）のインピーダンスになっているようで、FM アンテナの電波をよく吸い込みます。 ステレオ仕様でオーディオライン端子もあるので、オーディオチューナーとしても使えそうな性能です。
       
       
   • 音質
     
     
     • スピーカは、サイズが大きくマグネットも本格的な高品質タイプを使っています。 ビックリするほどの高音質で、低音には迫力さえ感じます。
       
       
     • FM 放送のような高音質放送でも聴き疲れしません。
       
       

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仕様その他

1. 分解写真
   
   
2. 取扱説明書（英文）
   
   
3. RP2100 と全く同じ Roadstar TRA-2350 の サービスマニュアル (回路図)です。
   
   
4. 仕様は以下です。
   
   

   項目	スペック
   受信周波数	�@FM 76.00〜108.00MHz (0.01/0.1MHz step) �AMW 522〜1620kHz (1/9kHz step) / 520〜1710kHz (1/10kHz step) �BSW1 1711〜10010kHz (1/5kHz step) �CSW2 9990〜20010kHz (1/5kHz step) �DSW3 19990〜29999kHz (1/5kHz step)
   感度	�@FM 5uV �AMW 0.2mV/m �BSW 20uV
   AM 選択度	�@Wide band 40dB 以上 �ANarrow band 60dB 以上
   イメージ抑圧比	�@FM 46dB 以上 �AMW 60dB 以上 �BSW 40dB 以上
   音声出力	スピーカ 2500mW
   電源	以下のいずれかの電源供給で動作 �@単1アルカリ乾電池×4本 または 単3アルカリ乾電池×4本 �A単1 Ni-MH 充電池×4本 または 単3 Ni-MH 充電池×4本 �B外部DC電源： DC6〜9V (センターマイナス) �C外部AC電源： AC100V 50/60Hz
   内蔵スピーカ	5インチ, 8Ω, 5W
   イヤホン端子	直径3.5mm ステレオミニジャック, 32Ω
   外部アンテナ入力端子	�@FM/SW (PAL 端子) �AMW (ワイヤ端子)
   AM IF 出力端子	455kHz (PAL 端子)
   オーディオ出力端子	L/R ステレオ (RCA ピン端子)
   プリセットメモリ数	�@FM 10個 �AMW 10個 �BSW1 10個 �CSW2 10個 �DSW3 10個
   外形寸法	290(W)×185(H)×70(D) mm
   質量	2,300g (電池含まず)
   付属品	�@AC メガネケーブル �APAL アンテナプラグ×2個 �B取扱説明書 (英文)

   
   

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