PLANEX MZK-MF150 をゲット!
2010年5月11日、
PLANEX MZK-MF150
を税込3,030円で購入しました。
(参考価格:税抜7,600円)
ポケットルータやモバイルルータと言われるジャンルの製品です。
IEEE802.11b/g/n 対応です。
最近の NetBook は 11n を持っているので、これを選んだのです。
旅行や出張時に持参してホテルの LAN ポートを無線化して NetBook で使う魂胆です。
いきなり、リコール!!!
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2010年4月28日付けで PLANEX のページに
無線LANポケットルータ「MZK-MF150シリーズ」についての大切なお知らせとお詫び
が掲載されています。
製品リコールです。
2009年8月から2010年4月までに販売致しました、弊社製品「MZK-MF150シリーズ」の一部製品におきまして、設計に関する不具合が原因となり、特定の状況下において通信が不安定あるいは停止する可能性があることを確認いたしました。
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上記のように一部製品のように書かれていますが、MZK-MF150 の発売は2009年8月なので、最初のロットからずっと不具合があったのです。
その不具合とは、巷の噂では
電源部の電解コンデンサ C206 100uF 16V の極性逆付け
のようです。
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リコールが4月28日、私が買ったのが5月11日ということで、淡い期待もしたのですが、見事!当選でした。
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買ったその日に交換申し込みをして、5月14日に交換用の新品が到着しました。
交換用の本体だけが送られてくるのかと思っていたのですが、製品パッケージ一式が送られてきました。
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お詫びとして microSD リーダ/ライタの
PLANEX PL-CRMicroU2(右の写真)
が付いていました。
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不具合の本体のみ送り返せばよいとのこと。
よって、AC アダプタと LAN ケーブルの予備も入手できたことになります。
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実はこうなるのは判っていて在庫のある店から買ったのです。
ある意味、確信犯かもしれません。
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製品自体は良いので、オマケをもらおうと・・・
スイッチ/ランプ/コネクタ
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本体正面
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動作モードなどの表示があります。
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Router モードと AP モードの2種類のモードを持っています。
モードは AP/Router スライドスイッチで切り換えます。
AP モードにすると無線 HUB として動作します。
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75(W)×23(H)×60(D)mm, 69g と超小型で、タバコの高さより短く厚みは少しあるという、本当の手乗りサイズです。
付属の AC アダプタも超小型サイズです。
モバイル用途で超小型を最優先とするなら、今のところ、MZK-MF150 しかありません。
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本体背面
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WAN:1ポート、LAN:1ポート あります。
それと Wi-Fi があります。
AP と Converter モードでは WAN ポートが LAN ポートになり、LAN:2ポートとして使えます。
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[WPS] という Wi-Fi 自動接続設定機能があって、[WPS] ボタンを押すだけで何にも考えなくても接続設定と強力なセキュリティ設定を自動的にやってくれます。
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設定を工場出荷時に初期化するには、MZK-MF150 を動作状態にしてから [Reset] ボタンを3秒以上押し続けます。
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本体側面
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モード切替スイッチがあって、AP/Router/Converter のモードを選択できます。
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Wi-Fi コンバータとして売られている機種は意外と高いです。
ヘタすると Wi-Fi ルータより高いことがあります。
従って、MZK-MF150 をコンバータとして使うのも、コストを考えるとよいかもしれないです。
不思議な設定項目
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AP モードでも DHCP サーバ機能がデフォールトで ON になっています
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インターネットプロバイダよりレンタルする光や ADSL のモデムはルータ付きのことがほとんどです。
この場合 Wi-Fi を Router ではなく AP モードで動作させることになります。
モデムルータでは既に DHCP サーバ機能が動作しています。
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これでは同一ネットワーク内に DHCP サーバが2つとなって、ネットワークが混乱します。
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AP モードで使う場合は MZK-MF150 の DHCP サーバ機能を OFF にしないといけないです。
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AP モードで DHCP が上位の2オクテッド分しか持ってこれない
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下位の2オクテッドは自分で設定するようです。
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これじゃ、AP モードではホテルでいちいち設定しなければならず、面倒です。
結局ルータモードにして WAN 側を DHCP にする使い方が良いのかなと思います。
二重ルータになるがインターネットアクセスでは特に問題ないでしょう。
不思議な現象
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最新版ファームウェアの 1.00.16 では 11n でつながりませんでした。
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1.00.16 で Wi-Fi の認証方式を「無効」とすると 11n でつながりますが、これでは平文で無線通信するので危なくて使えません。
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やむなく、ファームウェアを 1.00.14 にダウングレードすると 11n で認証付でつながるようになりました。
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今後のファームウェアの改善を期待したいです。
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Router モードから AP モードにスイッチを切り替え、電源ON/OFF後、再度 Router モードに戻したら全ての設定が初期化されてしまいました。
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全てのモード切替を試した訳ではないのですが、これ、要注意です!!!
これについては腑に落ちないところがあり、検証中です。
使ってみました
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ホテルで使ってみました
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WAN 側を DHCP とした Router モードにしました。
当然、二重ルータ構成となります。
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ファームウェアは 1.00.14 版としました。
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基本的にこの MZK-MF150 はモバイル用途で特定の NetBook でしか使わないので、デフォールトから設定変更したのは以下です
- ネットワークアドレス:192.168.123.0/24
- SSID
- APアイソレーション:有効
- MBSSID APアイソレーション:有効
- 認証方式:WPA-PSK/WPA2-PSK
- 暗号化:TKIP/AES
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とっても小さいのに、同社の据置型の
MZK-W300NH
より多機能で設定画面も洗練されています
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PPPoE マルチセッションやダイナミック DNS に対応しています。
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Green AP モード機能があり、タイマー制御により、指定時間帯の電波出力を[最大]/[75%]/[50%]/[25%] に切り替えすることができます。
でも、モバイル用途ではあまり使わない???
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マルチ SSID に対応しており、4つの SSID を持つことができます
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外部から見ると SSID が4つ見えます。
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この4つの SSID ごとに異なるセキュリティレベルを設定可能となっています。
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これにより、DS/DS Lite のように WEP のみをサポートする機器を混在利用することが可能です。
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IEEE802.11n は速くて安定です
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有線でつないだような快適な速さです。
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NetBook の Wi-Fi 接続状態表示に 150Mbps と表示されて感激します。
実効 50Mbps 程度は期待できます。
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超小型ということもあり、電波はそれほど強い訳ではありません
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ホテル室内なら問題ありませんが、一家に一台的な据え置き型としての用途は厳しいです。
あくまでもモバイル用途と割り切りましょう。
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ホテルの LAN コンセント近くに MZK-MF150 を設置すると、NetBook は室内のどこででも使うことができ快適です。
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AC アダプタは AC100〜240V 50/60Hz 対応でワールドワイド仕様です。
海外でも安心して使えます。
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性能も問題なく良い製品です。
備忘録
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工場出荷初期状態
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Router |
AP |
Converter |
システムユーザ名 |
admin |
システムパスワード |
password |
IP アドレス |
192.168.1.1 |
192.168.1.250 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
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工場出荷初期状態に戻す方法
- 電源が入って動作状態であることを確認します。
- [Reset] ボタン3秒以上押し続けます。