悲しいお知らせ
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2010年6月6日、この PLANEX MZK-W300NH がご臨終されました。
我が家に来てから約1ヶ月の短い人生でした。
電源 OFF→ON してみても電源ランプしか点灯しません。
(周囲温度は30度もなかったと思うのですが)熱で完全昇天したようです。
やはり PLANEX 製品はイマイチかなと思いました。
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従って、以下の記事はご生前の記録です。
PLANEX MZK-W300NH をゲット!
2010年5月8日、
HARD OFF
16号庄和店で
PLANEX MZK-W300NH
の中古が税込3,150円でした。
ふと店内のポスターを見ると
「5月10日まではゴールデンウィーク特価として2,000円以上の品物は全て 20% 引き!」
なそうな。
結局、税込2,520円(新品実売価格は6〜7千円程度)で入手しました。
程度はかなり良く、外観が新品同様で付属品やマニュアルも全て揃っている完品でした。
これが 2,520円なら買い!でしょう。
化粧箱には「ハイパワー 11n」「iPhone 3G, DS, Wii, PSP, PS3, PS2, Xbox 360, Xbox 対応」と書かれていました。
IEEE802.11b/g/n の無線ルータです。
最近買った NetBook の
ONKYO C205A3
が IEEE802.11n 対応だったので、300Mbps ってどんなのだろうと思って買いました。
使ってみました
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フロントパネル
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動作モードなどの表示があります。
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Router モードと AP モードの2種類のモードを持っています。
モードは AP/Router スライドスイッチで切り換えます。
AP モードにすると無線 HUB として動作します。
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[WPS] という Wi-Fi 自動接続設定機能があって、何にも考えなくても右側面の [WPS] ボタンを押すだけで強力なセキュリティ設定が自動的に行われます。
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147(W)×32(H)×109(D)mm, 265g と結構小型軽量で横置きにしても置き場所に困らないと思います。
筐体が軽すぎて太いケーブルを使うと傾きます。
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リアパネル
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WAN:1ポート、LAN:4ポート あります。
それと Wi-Fi があります。
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設定を工場出荷時に初期化するには、MZK-W300NH を動作状態にしてから [Reset] ボタンを3秒以上押し続けます。
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付属の AC アダプタの DC プラグは L 型ですが、DC ジャック周りの間隔が狭く、ケーブルの処理に困ります。
ストレートプラグのほうが良かったと思います。
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付属のドキュメントでは設定が判りません
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付属のドキュメント類は簡単なものばかりで、これでは詳細が不明です。
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AP モードにすると IP アドレスが ***.***.1.250 となり、ネットワークアドレス ***.***.1.0 は自動的にセットされる如く書いてありますが、我が家ではこうなりませんでした。
おそらくネットワークアドレスは UPnP か DHCP で自動的にセットするのでしょうが、我が家のルータとは相性が悪いようです。
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上記の状態ではどうしても AP モードで設定画面を出すことができません。
お手上げです。
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仕方がないので、一旦 Router モードにして 192.168.1.1 を Web ブラウザからアクセスすると設定画面を出すことができました。
ただし、あくまでも Router モードの設定画面です。
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Router モードで設定画面は出たのですが、今度は認証での ID/パスワード が付属のドキュメントのどこにも書いておらず、CD-ROM に入っているマニュアルを見てやっと判りました。
初期 ID=admin, パスワード=password
でした。
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Router モードの設定画面で MZK-W300NH の IP アドレスを 192.168.1.250 と設定し、AP モードに切り換えると、そのまま同じ IP アドレスとなりました。
AP モードで Web ブラウザから http://192.168.1.250/ とアクセスすると、見事! AP モードの設定画面が表示されました。
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このように、かなり難解ですから初心者にはこのルータは設定できないと思います。
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不思議な設定項目
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インターネットプロバイダよりレンタルする光や ADSL のモデムはルータ付きのことがほとんどです。
この場合 Wi-Fi ルータは Router ではなく AP モードで動作させることになります。
モデムルータでは既に DHCP サーバ機能が動作しています。
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MZK-W300NH の AP モードでも DHCP サーバ機能がデフォールトで ON になっています。
これでは同一ネットワーク内に DHCP サーバが2つとなって、ネットワークが混乱します。
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AP モードで使う場合は MZK-W300NH の DHCP サーバ機能を OFF にしないといけないです。
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一旦、動作してしまえば、電波はある程度強く、安定性も良好で、快適です
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入手時のファームウェアバージョンは 1.01.01 で古かったので、最新の 1.02.15 にバージョンアップしました。
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IEEE802.11n はやはり速いです。
有線でつないだような快適な速さです。
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マルチ SSID に対応しており、4つの SSID を持つことができます。
外部から見ると4つの Wi-Fi があるように見えます。
この SSID ごとに WEP/WPA などのセキュリコードが設定できるので、無線子機は自分のセキュリコードに合った SSID で接続するという使い方ができます。
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性能も問題なく良い製品なので、ドキュメントの不備が残念です。
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この製品のうたい文句「らくらく回線設定ナビで驚くほどかんたん設定!」はウソですね。
驚くほど設定に苦労します。
備忘録
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工場出荷初期状態
- Router モードの時
- システムユーザ名:admin
- システムパスワード:password
- IPアドレス:192.168.1.1
- サブネットマスク:255.255.255.0
- AP モードの時
- システムユーザ名:admin
- システムパスワード:password
- IPアドレス:192.168.1.250
- サブネットマスク:255.255.255.0
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工場出荷初期状態に戻す方法
- 電源が入って動作状態であることを確認します。
- [Reset] ボタン3秒以上押し続けます。