SONY ST-A5

SONY ST-A5 をゲット!

2013年5月23日、 SONY ST-A5 の中古を税込1,000円で入手しました。 FM 専用機 です。 定価は39,800円です。

7連 CG バリコン というのが最大の特長で、これ以外の性能は如何に???と思っての入手です。 値段はエントリークラスですからね・・・

同時期に販売されていた ST-A シリーズモデルは5機種でした。 ST-A2 と ST-A1 という型番のチューナはなかったようです。



入手時状態でチェック

  1. 外観は良好で綺麗です。 かなり当りの個体です。

  2. 電源を入れてチェック



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良いです。 フロントエンドの豪華さに比べて、メイン基板は小さいです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. フロントエンド部は7連バリコン式で、トラッキング調整できます。

  3. IF 部は以下の構成です。

  4. FM 検波方式は広帯域レシオ検波です。

  5. FM MPX 部は [HA1196] で構成します。

  6. オーディオ出力部にリレーによる本格的な MUTING 回路が組み込まれています。



上位機種 ST-A6B と比較



修理

  1. ダイヤスルケールとの周波数ズレが +0.1MHz 程度ある。

  2. 電源 ON から10分くらいで [STEREO] ランプがフリッカする。



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 調整ポイントのチェック

  2. 同調点の調整

  3. FM 受信部の調整

  4. 調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 操作

  3. リアパネル

  4. 感度や音質



仕様

    項目 内容
    FM 実用感度 (IHF) 1.7uV
    S/N 比 79dB (MONO)
    74dB (STEREO)
    キャプチャレシオ 1.0dB (NORMAL)
    1.2dB (NARROW)
    選択度 (IHF) 35dB (NORMAL)
    80dB (NARROW)
    イメージ妨害比 120dB
    IF 妨害比 120dB
    スプリアス妨害比 120dB
    歪率 (400Hz, STEREO) 0.1% (NORMAL)
    0.3% (NARROW)
    ステレオセパレーション (1kHz) 50dB (NORMAL)
    40dB (NARROW)
    電源 AC100V 50/60Hz
    消費電力 18W
    大きさ 410(W)×145(H)×305(D)mm
    重さ 5.9kg
    その他  
    発売時期 1977年9月
    定価 39,800円
    別売品 ラックハンドル AH-4A 2,500円