BUFFALO WZR-450HP をゲット!
2014年1月18日、IEEE802.11b/g/n 対応 Wi-Fi ルータの
BUFFALO WZR-450HP
の中古を戸塚在住の Y さんから寄贈いただきました。
別の製品を買ったので、それまで使っていた本機が不要になったとのこと。
当たり前ですが、ワンオーナ品です。
毎度ありがとうございま〜す。
プレスリリース
より、定価14,280円(税抜13,600円)で2012年6月発売の製品と判りました。
特長は
450Mbps + ハイパワー + Giga HUB + ゲストポート機能 + NAS 機能
です。
従来の 11n では帯域幅 40MHz (2チャンネル) で2ストリームの同時通信を行い 300Mbps の速度を達成していたが、本製品では帯域幅 40MHz で3ストリームの同時通信を行うことで 450Mbps (規格値) の高速転送を実現したとのこと。
入手時のファームウェアのバージョンが 1.88 だったので、最新の 1.96 に書き換えました。
この機能ステッカを見ると、だいたい何ができるのかが判ると思います。
スイッチや機能など
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アンテナ
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アンテナ3本タイプです。
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送信/受信共アンテナ3本を使います。
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ハイパワー
仕様で、通常より遠くに電波が届きます。
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有線ポート
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WAN 1ポート、LAN 4ポートあります。
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全て
Giga 対応
で、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T に対応します。
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[ルーター] スイッチ
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ルータモードとブリッジモードを持っています。
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[ルーター] スイッチ ON でルータモード、OFF でブリッジモードです。
両モードを自動的に切り換える AUTO ポジションもあります。
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なお、
ブリッジモードにすると WAN ポートも LAN ポートとして使えます。
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[ムービーエンジン] スイッチ
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ON でブロードバンド放送視聴時の音飛びやコマ落ちを低減します。
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実体は QoS 機能です。
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マルチセキュリティ機能
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「マルチセキュリティ機能」とは SSID を複数持てる機能です。
SSID1/SSID2 の2つの SSID を持つことが可能です。
何が良いかというと、SSID ごとに無線セキュリティ設定ができるのです。
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私は以下のように設定して使っています。
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SSID1 には [WPA-PSK-TKIP] [WPA/WPA2-Mixed] を設定します。
こうして高度なセキュリティで LAN を守ります。
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SSID2 には [WEP] を設定し、更に、[隔離機能] を使ってインターネット接続以外の通信を遮断します。
主にゲーム機との接続用途です。
こうすると、LAN に侵入される心配はありません。
LAN への侵入は防げますが、インターネットアクセスのタダ乗りは防げないような・・・
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特長的な機能
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ゲストポート機能 ・・・ 素晴らしい優秀な機能!!!
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来訪者の所有するパソコンやスマートフォンを WZR-450HP に無線接続して、インターネット接続だけを許可する機能です。
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既存の家庭内ネットワーク (プライベートネットワーク) への接続は許可しないので安心して運用できます。
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ゲストポート独自の SSID を持てます。
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このことでマルチセキュリティと混同しますが ・・・ 実はセキュリティ的に全然違います。
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[IP アドレス] [サブネット] [DHCP サーバ] をプライベートネットワークと別物に設定できるので、
プライベートネットワークの存在を隠蔽
できます。
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「無線の認証」には [認証を行わない] [WPA-PSK] [WPA2-PSK] [WPA/WPA2 mixed mode -PSK] を選択できます。
なぜか? [WEP] がありません。
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[SSID] [認証キー] による接続だけでなく、ブラウザを起動して [ユーザ ID] [パスワード] を入力するだけの手軽な
ウェブ認証も選択可能
です。
公衆 Wi-Fi や空港ロビーで Wi-Fi 接続する時のような ・・・
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NAS 機能
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背面にある USB 端子に USB HDD を接続すると NAS として使えます。
こう言った機能はオマケ的で速度面で実用にならないことが多いですが、
Read/Write 共 100Mbps 以上の伝送速度
なので実用になります。
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更にメディアサーバ機能があって
DLNA
対応となっており、家電品とのネットワーキングが簡単です。
例えば、HDD に入れた動画や音声ファイルを NMP (Network Media Player) で再生できます。
DLNA は「Digital Living Network Alliance」の略です。
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USB HDD の節電設定があります。
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USB HDD が指定した時間未使用だった場合、USB HDD の電源を OFF にします。
指定できる時間は1〜300分です。
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個人的に NAS を使う場合、NAS アクセス頻度は低いです。
少なくとも家に居ない時は HDD が回り放しでもアクセスされないです。
ですから、こういう機能はありがたいです。
ただし、最初に NAS アクセスする時は HDD が通常回転数になるまで待たされます。
個人使用だから多少待つのは問題ないと思いますが ・・・
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USB メモリでも同様に NAS 化できます。
USB メモリで一時的にデータを共有する使い方も考えられます。
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タイマー再起動
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(WZR-450HP で発生するかどうか判りませんが)ネットワーク機器によってはファームウェアの動作不調で、たまに動作不安定に陥ることがあります。
この場合は再起動すると直ります。
この再起動を決められたスケジュールで自動でやってくれる機能です。
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曜日・時刻を指定して WZR-450HP を再起動できます。
私の感覚では週1回自動再起動する設定にしておくと、より安心と思います。
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ファームウェアの自動更新
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「ファームウェア更新通知機能」を使うと、新しいファームウェアがあると WZR-450HP ウェブ設定画面に表示してくれます。
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ファームウェア更新画面で、WZR-450HP 自らが新しいファームウェアを取得して更新する動作を指定できます。
パソコンに新しいファームウェアをダウンロードして、それを WZR-450HP に読み込ませるという手順を省けます。
これがファームウェアの自動更新 (オンラインバージョンアップ) です。
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以上の説明で判るようにフルオートではなく、セミオートです。
私はこちらのセミオートほうが好ましいと思います。
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その他の機能
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ログ機能
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ちゃんとしたログ機能があります。
トラブルシューティングや不正アクセスの解析で役立ちます。
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蓄積されたログ情報をイベントキー (認証、無線LAN子機、設定変更など) でスクリーニングして、見たい情報だけ表示する機能があります。
これ、ものすごく便利です。
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PPTP サーバ機能
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自宅ネットワークの外部からインターネットを介して自宅ネットワークをアクセスする機能です。
VPN 通信で行います。
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この機能はルータモードでないと使えません。
私はブリッジモードで使っているので関係ありませんが、こういうこともできると言うことで ・・・
使ってみました
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外観
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デザインは良いです。
ランプ表示なども判りやすいです。
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ドキュメント
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付属しているドキュメントは以下です。
初心者向けの記述が多いので、ハイレベルの方には蛇足的です。
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ダウンロードできるドキュメントは以下です。
ハイレベルの方が必要とするのは、こちらでしょう。
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使用感
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機能満載で、それも使える機能が多いのに好感をおぼえます。
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管理画面は洗練されていて設定しやすいです。
ただし、[設定] ボタンをクリックする度にリスタートするのがイライラします。
UNIX 系だとそれほどリスタートは不要なはずのですがね ・・・
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IEEE802.11n は、やはり速いです。
有線でつないだような快適な速さです。
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電波強度は結構あり、我が家の木造住宅1Fに設置して、2Fから問題なくアクセスできています。
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安定性は良好です。
備忘録
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工場出荷初期状態
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ルータ |
ブリッジ |
システムユーザ名 |
admin |
admin |
システムパスワード |
password |
password |
IP アドレス |
192.168.11.1 |
192.168.11.100 |
サブネットマスク |
255.255.255.0 |
255.255.255.0 |
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工場出荷初期状態に戻す方法
- 電源が入って動作状態であることを確認します。
- 本体底面にある [RESET] スイッチを正面の DIAG ランプが点滅するまで約3秒
間押し続けます。
- そのまま数分待ち、DIAG ランプが完全に消灯すると初期化完了です。