BUFFALO WLI-TX4-AG300N

BUFFALO WLI-TX4-AG300N をゲット！

1. 2015年6月5日、Wi-Fi 子機でイーサネットコンバータの BUFFALO WLI-TX4-AG300N が 税込100円 だったので捕獲しました。
   
   
   • この値段なので、当然、薄汚れたジャンク品でした。
     
     
   • 致命的なキズや破損がないのが救いです。
     
     
   • AC アダプタのオマケに本体が付いてきたと理解しました。
     
     
2. IEEE802.11a/b/g/n 対応です。
   
   
   • 購入時に、2.4GHz では 11n 300Mbps は対応していると判りましたが、5GHz では 11n 300Mbps 対応かどうか判らず不安でした。
     
     
   • ゲット後の調査で、5GHz でも 11n 300Mbps 対応と判りホッとしました。
     
     
3. 5GHz/2.4GHz に対応しています。
   
   
   • 両周波数で同時に通信可能ではなく、どちらかの周波数だけで動きます。
     
     
4. 定価など
   
   
   • 2008年1月新発売で、定価は税抜10,600円です。
     
     

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端子やスイッチなど

1. 正面
   
   
   • [AOSS] ボタン
     
     
     • AOSS 機能搭載の無線クライアント (無線アダプタなど) と接続する時に使います。
       
       
   • [POWER] スイッチ
     
     
     • 本機の電源を ON/OFF します。
       
       
2. 背面
   
   
   • [POWER] 端子
     
     
     • 端子は JEITA 統一規格 #4 です。
       
       
     • AC アダプタの型式は [U315-12] で、入力 AC100〜120V 50/60Hz、出力 DC12V 1.25A です。
       
       
   • 有線ポート
     
     
     • 左から [LAN1] [LAN2] [LAN3] [LAN4] の順に並んでいます。
       
       
     • 100BASE-TX/10BASE-T に対応します。 ギガには対応していません。
       
       
3. 右側面
   
   
   • [RESET] ボタン
     
     
     • 設定値を工場出荷時の状態に初期化する時に使います。
       
       
     • [RESET] ボタンは穴の奥にあります。 爪楊枝で届きました。
       
       
   • [×1/×2] スイッチ
     
     
     • 無線通信を倍速モードにするかどうかを切り換えます。 電波法の規制が緩和された現在では倍速モード (×2) にするのが正解です。
       
       
     • 倍速モード (×2) にすることで 300Mbps となります。 通常モード (×1) では 150Mbps です。
       
       

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リペア

1. 薄汚れて輝きが失せた筐体
   
   
   • OA クリーナを使ってティッシュで拭き取ったところ、ティッシュがまっ黄色になりました。 おそらくタバコのヤニです。
     
     
   • OA クリーナとティッシュで何度も丹念にヤニを落としたところ、筐体が見違えるように綺麗になり輝きが戻りました。 普通の中古状態に回復しました。
     
     
   • 筐体の天板・底板以外は鏡面仕上げだったのですね。 あまりにもドロドロに汚れていたので、クリーニングするまで判らなかったのです。
     
     
2. 内部清掃
   
   
   • 綿埃が目立ったので、念のため筐体を分解して内部を清掃しました。
     
     
   • 分解は簡単で底部に見える4本のネジを外すと上下に分離できます。
     
     

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使ってみました

1. 外観
   
   
   • 外形寸法は 140×140×39mm です。 CD サイズで厚みがある程度です。 置き場所に困ることはないです。 筐体の剛性は十分です。
     
     
   • アンテナは内蔵しています。 2×3 (送信2×受信3) なので、2.4/5GHz いずれも 11n で 300Mbps 出ます。
     
     
   • 前面に [SECURITY] [POWER] の LED 表示があります。
     
     
     • 直径 1mm くらいの小さな表示なので、近づかないとよく見えないです。
       
       
     • 逆に言うと表示が煩わしくなくてイイです。
       
       
2. 使ってみて
   
   
   • 購入時のファームウェアのバージョンは 1.50 だったので、最新の 1.52 にアップデートしました。
     
     
   • 有線 LAN ポートが4個あるのが素晴らしい。
     
     
     • 4台の有線 LAN 機器を一挙に Wi-Fi 化できます。 複数の AV 機器にピッタリです。
       
       
   • 有線 LAN ポートは 100Mbps ですが問題はないです。
     
     
     • 11n 300Mbps とは言っても実効速度はリンク速度の 60% くらいです。
       
       
     • また、よほど電波条件が良くないと 100Mbps を超える実効速度は出ないです。
       
       
   • 送信強度や受信感度も良く、安定性は良好です。
     
     
     • 2.4GHz の電波は十分に遠くまで届きますが、5GHz の電波は少し離れる (1F〜2F 間) と急激にレベルが落ちるようです。
       
       
   • Wi-Fi 子機専用機として良い製品です。 お奨めできます。
     
     

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ドキュメント＆レビュー記事

1. ドキュメント
   
   
   • WLI-TX4-AG300N マニュアル
     
     
   • WLI-TX4-AG300N ファームウェア
     
     
2. レビュー記事
   
   
   • 無線イーサネットコンバータ WLI-TX4-AG300N
     
     
   • ひかりTVやau TV サービスに最適な無線イーサネットコンバータ
     
     
   • 無線LANイーサネットコンバータ 使い方と製品例
     
     

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分解手順と内部の様子

1. 底部に見える4本の T8 ネジを外すと上下に分離できます。
   
   
   • 右の写真の緑色丸で囲んだネジです。
     
     
   • ケースの製造ナンバリングは以下でした。
     
     
     • 下側ケースは 2007年12月25日のクリスマス
       
       
     • 上側ケースは 2008年2月14日のバレンタインデー
       
       
     • そうすると、組立完成は 2008年3月14日のホワイトデーなんでしょうかね？
       
       
2. 右の写真は上下に分離後です。
   
   
   • 3本のアンテナはケースの上側に付いています。
     
     
   • 2×3 MIMO 方式アンテナとのことなので、送信2本×受信3本の仕様のはずです。
     
     
   • アンテナは 2.4/5GHz で共用で、RF 出力も 2.4/5GHz を切り換えます。
     
     
   • 2.4/5GHz の同時動作はできませんが、イーサネットコンバータなので、これで問題ないです。
     
     
3. 右の写真は内部の基板の様子です。 右の写真をクリックすると拡大画像を表示できます。
   
   
   • WikiDevi: WLI-TX4-AG300N にも写真入でハードウェア情報があります。
     
     
   • 主な使用 IC は以下の通りです。
     
     

     IC	機能	備考
     Ralink RT2880F	Wireless Network Processor	表面に1個実装
     Ralink RT2850	2.4 and 5GHz Transceiver	表面に1個実装
     IC+ IP175C	5 Port 10/100 Ethernet Integrated Switch	表面に1個実装 クロックは 25MHz 水晶発振子
     ESMT M12L128168A	SDRAM 2Mx16bitx4banks	表面に1個＋裏面に1個 実装
     MXIC MX29LV320CBTC-90G	32Mbit [4Mx8 / 2Mx16] Single Voltage 3V Only Flash Memory	表面に1個実装
     RICHTEK RT9164A-18PG	1A Fixed and Adjustable Low Dropout Positive Voltage Regulators (+1.8V)	表面に1個実装
     LANKom LF-H28L-1	10/100BASE-TX Dual Ports DIL Package Magnetics Module	表面に2個実装 IC ではなく、絶縁トランス

     
     
4. 動作中の RT2880F に手を触れるとアチチと感じるくらい非常に熱いです。
   
   
   • 放熱器を追加したほうがイイかもしれない。 IC の背中は 17×17mm 程度です。
     
     
   • 早速、実行しました。 パーツはアキバの 千石電商 で調達しました。
     
     
     • ヒートシンク ASK18-10 (18×18×10mm) \170
       
       
     • ヒートシンク用両面テープ \100
       
       
   • 右の写真はヒートシンク装着状態です。
     
     
   • 効果バッチリです。 これで日本の暑い亜熱帯の夏を乗り切れそうです。
     
     
   • 少々頭が痛いのは、WLI-TX4-AG300N \100 に対して \270 の追加費用がかかったことです。
     
     

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備忘録

1. 工場出荷初期状態
   
   

   システムユーザ名	root
   システムパスワード	(なし)
   IP アドレス	1.1.1.1
   サブネットマスク	255.255.255.0

   
   
2. 工場出荷初期状態に戻す方法
   
   
   1. 電源が入って動作状態であることを確認します。
   2. 右側面にある [RESET] ボタンを [POWER] ランプが赤色に点灯するまで3秒以上押し続けます。

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