made in Germany
です。
DOCTER OPTICS社
は日本ではあまり知られていませんが、1990年10月3日の東西ドイツ統合の後に Carl Zeiss Jenaの双眼鏡部門を継承した会社です。
同社は非球面レンズの製造で知られ、Leicaや Angenieux社などに供給しています。
2001年7月25日に
スターベース
で入手しました。
購入値段は破格値の 12,800円でしたがイギリスの
East of England Binocular Centre
では239ポンド(2001年8月13日現在の日本円換算41,560円)で売られている高級双眼鏡です。
<スペック>
- 倍率 : 8倍
- 対物有効径 : 22mm
- プリズム : ダハプリズム方式 BaK4, フェーズコート & 銀蒸着
- コーティング : フーリーマルチコート
- 実視界 : 6.85°
- 見掛視界 : 54.8°
- 1,000m先視界 : 120m
- ひとみ径 : 2.75mm
- 明るさ : 7.6
- 至近距離 : 1m (実用的には2m)
- ピント合せ : CF (Center Focus)
- アイリリーフ : 11mm
- サイズ(mm) : 95(W) × 105(H) × 40(D)
- 重量 : 270g
すごく質感が良く丁寧なつくりです。
「DOCTER 8x22」のエンブレムの金文字が光り輝いています。
30年保証です。
30年も経ったら私が生きているかどうかわかりませんね。
気の遠くなりそうな長期保証期間です。
これが付属品一式です。
接眼レンズキャプとソフトケースが付属しています。
接眼レンズキャプは対物レンズキャップとしても使用できます。(あんまり意味がないけど。)
ソフトケースの底部には丸穴が開けられており、ストラッブ紐を通して常時ソフトケース付きで使えるよう工夫されており、携帯性が良いです。
肝心の性能評価です。
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対物レンズを見ると深い緑色と青色の反射像が見えます。
質の良いマルチコーティングです。
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接眼レンズを見ると青紫色の反射像が見えます。
質の良いマルチコーティングです。
接眼レンズ径は14mmです。
アイリリーフは11mmということですが、実際に覗いてみるともっと長いような感じがします。
すごく覗きやすいです。
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フォーカシングは対物側のレンズが移動する形式です。
最短合焦距離はなんと1mです。
ところが1mでは対象像が2つに見えるので使えません。
実用的には2mが最短距離です。
でも近くに焦点が合うというのは素晴らしいです。
美術品鑑賞で活躍しそうです。
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中心から70%くらいまではハッとするような良像です。
非常にカチッとした締りの良い結像です。
この双眼鏡には非球面レンズは使われていませんが周辺まで大きくボケることはなくスッキリ見えます。
かなり良いレベルです。
傾向的に上位機種の「DOCTER 8x32B Aspheric RP」と同じ見え方です。
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着色ですがごく僅か黄色がかって見えます。
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プリズムにフェーズコート(位相差補正コート)を施してあり、メッキ面には反射率が良い銀蒸着を採用しています。
このためか、逆光条件でもフレアーやゴーストは全く出ず色も肉眼で見るよりクッキリと見えます。
素晴らしく良好な
驚異的見え味です。
この双眼鏡を覗いてしまったら国産20mm級ダハは、ほぼ全滅です!!!
aspherilux mini 100
あまりにも DOCTER 8×22CSP の双眼鏡が素晴らしいのに感激し
DOCTERファン
になってしまいました。
それで DOCTERグッズも買ってしまいました。
DOCTER製超高級懐中電灯 aspherilux mini 100
です。
同じスターベースで2001年8月17日に2,980円で購入しました。
ブランドものです。
・非球面レンズの周辺は格好いいリングでカバーリングされています。
・グリップの部分は革張りです。
・DOCTERのロゴとフクロウの絵が入っています。
・非球面レンズの下側に見える四角いボタンが電源スイッチです。
・58(W)×96(H)×26(D)mm, 120g(電池含)
これが梱包状態です。
・本体の他に単3乾電池3個と予備電球1個が付属しています。
これが構造図です。
光路に収束光リングと非球面レンズを使ったハイテク懐中電灯です。
・Brilliant image thanks to the aspherical lens
・High performance throughout a sharply - limited section
・Uniform shadow - free illumination whithout forcusing
・White halogen light
・Output 3 hours
試してみました。
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普通の懐中電灯とまるで違う、次元の違う商品だと判りました。
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非球面レンズのおかげで、光が均一に綺麗な真円として収束します。
ハロゲンライトとまた違うレベルです。
ハロゲンライトはただ明るいだけで光が均一じゃありません。
aspherilux
で壁を照らすと左の写真のように真円に映ります。
一般の懐中電灯は右の写真のように歪みます。
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光が収束することにより遠くまで明るく照らすことができます。
子供とこれを使って光線銃ゴッコをしましたが面白かったです。
子供にも違いが判るようです。
ワイフにはおそろしくて値段を言えません。