CATVチャンネルには大抵スクランブルがかかっています。
テプコケーブルテレビ
では
東芝方式スクランブル
を採用しており、C20チャンネルの「お天気チャンネル(WX24)」以外は全てスクランブルがかかっています。
どんなスクランブルか調査してみました。
CATVホームターミナルではこれらのスクランブルがかかったチャンネルは映らないようになっていますが、CATVをサポートしたテレビではこれらのチャンネルを映すことができます。
ただし、スクランブルがかかっているので画面はグチャグチャです。
音声はマトモに出ます。
よく観察してみると、垂直方向には画面が流れることはなく
垂直同期は正常
で、
水平同期が異常
な状態です。
それではビデオ信号をシンクロスコープで覗いてみましょう。
(今回、初めてシンクロスコープの波形をデジカメで撮影してみましたが、結構感度が良いので肉眼で見えにくい波形も記録できました。何度も取り直しがきくし、結構相性の良い使い方だと思いました。)
これが正常に映っている時のビデオ信号です。
カラーバースト信号と垂直同期パルスが綺麗に出ています。
一番上の波形は映像信号です。
これは「東芝方式スクランブル」がかかっている時のビデオ信号です。
カラーバースト信号と垂直同期パルスはマトモに出ています。
ところが映像信号が垂直同期パルスより下のレベルになっています。
これでは垂直同期がかかりません。
垂直同期パルスのレベルをプラスシフトする
のが「東芝方式スクランブル」のようです。