TOSHIBA TY-C15

TOSHIBA TY-C15 をゲット!

2021年2月4日、 CD ラジオの TOSHIBA TY-C15 の中古ジャンク品が税込 80円 でした。 2015年4月4日発売で、オープン価格ですが発売当初の実売価格は7千円程度でした。 2021年2月現在でも新品が6千円程度で販売されています。

購入品の製造年は [2017年]、製造番号は [171035428S0] でした。

付属品は [AC ケーブル] だけです。

ジャンクの理由は [CD 動作不可] です。 故障していると聞くとどうしても欲しくなる(修理してみたい)のは病気なのかもしれないね。

ワイド FM ホームラジオ と思ってゲット!



状態チェック

  1. 外観

  2. 動作チェック



分解、調査、修理

  1. 分解

    1. 底面にある11本のプラスネジを外します。

      • 赤〇 で囲った 10mm 長のプラスネジ×8本を外します。

      • 外したネジは右のような、100円ショップの [お薬ケース] に外した順番に入れると便利です。

      • 結合爪などは無いので、簡単に分離できます。 分解が簡単なのでメンテナンス性が良いと言えます。



    2. 上部側と下部側を分離

      • 下の写真の左は上部側で、右は下部側です。

      • 上部側には [メイン基板] [操作パネル基板] などが見えます。

      • 下部側には [電源トランス] [電源基板] などが見えます。

      • [メイン基板]〜[電源基板] を接続するケーブルを外すと完全に分離できます。

      • スピーカは直径 80mm / 6Ω / 3W の普通グレード、AM バーアンテナの長さは 50mm でした。

         

    3. [メイン基板] を分離

      • 左の写真で 赤〇 で囲った 10mm 長のプラスネジ×2本を外します。 [メイン基板] に接続されている各種ケーブルを外します。

      • 右の写真は分離した [CD ユニット] で、型式は [SANYO SF-P101N (16pin) with Transport] です。

         

    4. 下の写真は分離した [メイン基板] の表面と裏面です。 それぞれの写真をクリックすると拡大写真が表示できます。

         

  2. 修理

    1. CD を読み込んでくれない。

      • 原因は CD ピックアップ故障です。 CD ピックアップは [SANYO SF-P101N (16pin)] です。

        • AliExpress でピックアップ単体で送料税込382円、トランスポート付で1,170円です。 値段は為替レートで変動します。

        • でも、 80円で買った本体には高価過ぎて不釣り合いです!

      • 筆者のドラえもんのポッケを探ったら CD ピックアップが出てきました。

        • 東芝の CD ラジカセの類では、高価なのも安価なのも CD ユニットが全く同じです。

        • 東芝以外でも CD ピックアップは大抵 [SANYO SF-P101N (16pin)] を使っています。

        • ボロボロでも CD が正常な激安 CD ラジカセが補修パーツとして使えます。 300円以下が目安。

      • CD ピックアップを交換して直りました。 交換は簡単です。

        • ピックアップレールは1本のネジで留まっているだけなので、これを外すとピックアップが外れます。

        • 交換後にレール部分の古いグリスを拭き取ってから、柔らかいシリコングリスを塗布します。

    2. 修理後の動作試験

      • 組み立てて全て正常動作することを確認しました。

  3. 使用 IC



各部を眺める

  1. デザイン

  2. ボタンや端子など

  3. ラジオ

  4. CD



使ってみた

  1. 全般

  2. ラジオ

  3. CD

  4. 音質

  5. 結論



仕様など

  1. ドキュメント

  2. レビュー記事

  3. 修理関連記事

  4. 仕様



  5. 発売時情報

    その他 内容
    発売開始時期 2015年4月4日
    定価 オープン (発売当初の実売価格7千円程度)