National TE61
National TE61 をゲット!
・・・ 写真はリペア前です
2011年5月8日、
HARD-OFF
越谷花田店で National TE61 というオーディオタイマーが
105円
だったので捕獲しました。
2018年7月29日にも同じ越谷花田店で、もう1台ゲット!しました。 税込540円でした。 プレミアム価値が出て値上がりしたようです。
チェックポイント
判定
キズはほぼ無いが汚れが目立つ
△
フロントパネルを留める4本のネジに錆が出ている
×
タイマー時間設定用の灰色ピンが1本足らない
△
お店で動作チェックして動作正常
○
105円なら安い! (新品定価は8.900円でした)
○
電源コードの製造マーキングが1976年
古!
この程度なら十分リペア可能でしょう。
[Panasonic] ではなく [National] ブランドがレトロな感じがします。
リペア
・・・ 写真はリペア後です
フロントパネルを留める4本のネジを外してクリーニングしました。
フロントパネルとタイマー時間設定用ピンを中性洗剤を使って水洗いしました。 黄ばんだ涎のような汚れは綺麗に取れました。
4本のネジはマイクロ研磨でピカピカに戻りました。
全体に
DailyPro マルチクリーナー D413
とアルコールでクリーニングし、綺麗になりました。
使ってみました
使い方は TE61 本体裏に書いてあります。 写真がそれです。
まず時計を正確に合わせます。 注意すべきは時計表示は12時間制ですが AM/PM があることです。 [TIME ADJUST] ツマミは右回りにしか回せませんので、注意深く合わせます。
タイマー時刻は、右側の丸い透明フタを外して、タイマー時刻穴に [タイマー時間設定ピン] を挿入することで設定します。 15分単位の設定になります。
例えば14時に電源 ON して15時に電源 OFF するなら、黄色範囲の [2] と [3] にピンを挿入します。
上記のように ON/OFF ペアで設定する (2本のピンを使う) のが通常の使い方です。
一旦タイマー時刻を設定すると、毎日同じ時刻にタイマーが動作します。
このタイマーは完全機械式で、時計は AC 電源の 50Hz と同期して動作します。 この方式は意外と時刻が正確です・・・電力会社が積算で周波数のズレが無いよう制御しているからです。
私はこの TE61 を学生時代に使っていました。 今でも関西の実家に置いてあります。 AC 電源周波数に時刻が同期するという構造上、関西 (60Hz) にある TE61 を関東 (50Hz) に持って来て使うことができなかったのです。
完全機械式のため、絶対時間との誤差がどうしても発生します。 どう慎重に設定しても数10秒以上の誤差が出ます。 この程度の誤差を知っていて使うオーディオタイマーです。
完全機械式なので良いこともあります。 それは故障しにくいというです。 また、複数のタイマー設定時刻が一目で判るというのもメリットと思います。
気持ちのおおらかな人向きのオーディオタイマーです。
インテリアになりそうな良いデザインです。 現在では、こういう完全機械式(アナログ)で動くものは
昭和レトロ
と呼ばれるそうです。 私もレトロなのかなぁ〜