TIME DOMAIN mini

TIME DOMAIN mini

TIME DOMAIN mini をゲット！

2006年8月11日、 HARD-OFF 越谷草加 BP 店へ行ったら、ジャンクコーナーに目玉オヤジがあったので捕獲しました。税込1,260円でした。目玉オヤジとはタイムドメイン理論で製作された TIME DOMAIN mini というスピーカーです。目玉の形をしているのです。

定価18,900円のスピーカーが中古とは言え、1,260円なので、買って正解と思いました。

スピーカーユニット前面のプロテクターは外すこともできます。

私はこのスピーカーは「目玉オヤジ」に似ていると思っているのですが、電網検索してみると「タマゴ」「エイリアン」「ジャンボジェットのエンジン」と表現している方々も居ました。

チェック＆リペア

私が買ったのは、富士通ブランドで OEM 生産されたものでしたが、ちゃんと「TIME DOMAIN」のトレードマークが入っており、全くオリジナルと同じと思います。左右スピーカ＋スピーカープロテクタ＋ACアダプタの完品です。
スピーカーケーブルおよびオーディオケーブルはとても柔らかく、OFC に間違いないでしょう。
スピーカー本体に多少キズがありましたが、割れなどの致命的なものはありませんでした。タッチペンで補修できる程度です。 OA クリーナーでかなり綺麗になりました。
オーディオケーブルはスピーカーから 35cm くらいのところで断線寸前になっていたので、この部分（35cm 分）をチョキンと切り、生き残った部分をスピーカーのアンプ部に再取り付け（ハンダ付け）しました。このため、オーディオケーブルは 140cm に縮まったのですが、まあ普通には十分でしょう。

試聴

早速、KENWOOD KT-747 という FM/AM チューナーに接続して試聴してみました。
いわゆる、キチンとした定位の得られる位置でしか聞いてはいけない HiFi スピーカーとは違います。部屋のどこで聴いてもよい（BOSE と同じ）音場型スピーカーです。
マグネットはコーン紙より大きいです。このフルレンジがフレームに固定されており、バッフルに直接振動が伝わらない構造です。
SONY SRS-Z1 がヘッドホン音場のスピーカーとすると、TIME DOMAIN mini はカーステレオ音場のスピーカーと思います。カーステレオは（狭い車内を音がグルグル回るので）どこから音が聴こえているか判らなくなりますよね。そんな感じの聴こえ方なんです。それでいて音の分離感やステレオ感は優秀です。
明らかに音域は狭い感じですが、それほど不満はありません。フワァ～として心地良いくらいです。
低音に関しては SONY SRS-Z1 より出ています。これが逆に音域が狭いと感じさせるのかもしれません。本当は TIME DOMAIN mini のほうが自然なのかもしれません。
高級オーディオコンポ（CDプレーヤーやチューナーなど）に TIME DOMAIN mini や SRS-Z1 のような超小型スピーカーを接続して聴く箱庭オーディオもなかなか良いです。

仕様

使用スピーカー	5cmフルレンジ、4Ω
周波数特性	80Hz～18kHz
最大出力	4W＋4W（EIAJ10%歪時）
入力インピーダンス	10KΩ
入力感度	160mV
入力端子	ステレオミニプラグ
ACアダプター出力	入力： AC100V 50-60Hz, 20.0VA 出力： DC13V 700mA, センター＋
外形寸法	106W×185H×162D mm
質量	左600g、右680g
付属品	ACアダプタ
発売時期	2001年5月末日
定価	18,900円（税込）