SoftBank PhotoVision TV 202HW

SoftBank PhotoVision TV 202HW をゲット!

2018年3月3日、 ハードオフ 上尾本町店で フルセグ/ワンセグ TV & フォトフレームの SoftBank PhotoVision TV 202HW のジャンク品が税込1,620円でした。 プレスリリース によると、2012年12月21日発売で、オープン価格です。

9インチ画面のデジタルフォトフレームの一般的な中古価格にも関わらず、フルセグテレビも視聴できるので、買い!です。 ちゃんと動けばね ・・・ リスク込みで買いました。

製造年月は2014年2月、製造番号は R3P6RB9412407351、製造元は Huawei です。 ファームウェアのバージョンは 25.1 でした。

付属品は右の写真のような [リモコン] [スタンド棒] [AC アダプタ] だけです。

リモコンの電池は CR2025 です。

AC アダプタの型式は HWCAV1 で、入力 AC100〜240V 50/60Hz、出力 DC5V 2.0A です。

前からお手軽画像チェッカーとしてデジタルフォトフレームが欲しいと思っていましたが、ただ観るだけではなぁ〜。 この製品はテレビも観れるので良さそう〜!

少し手垢で汚れてはいるが清掃で綺麗になりそう、この機種は 裏ワザ遊びができる ので暇潰しにピッタリ! ・・・ で、買いました。



状態チェックとクリーニング

  1. 外観

  2. 動作チェック



裏ワザ遊び ・・・ 改造

  1. 改造の概要

  2. 準備するもの

  3. 202HW の外側裏カバーを外します。

  4. ビュア部分と内側裏部分を分離します。

  5. USB シリアルインタフェースを 202HW 基板と接続します。



  6. USB シリアルケーブルをパソコンと接続してシリアル通信ソフトの設定をします。

  7. 202HW を常時ルート化します。

    1. 202HW の AC アダプタを抜いて電源 OFF にしておいた状態から、AC アダプタを挿入します。

      • 電源ランプは、ゆっくりとした赤点滅になります。

    2. メッセージがシルアルコンソールにズラズラと出てきてから、コマンドが入力できる状態になります。

      • root@android:/ # のように、コマンドプロンプトが # となっておればルートモードで動作しています。

      • # のプロンプトが出る条件は、[バッテリを実装している] [そのバッテリに充電中] です。

      • コマンドプロンプトが $ となっていたらユーザモードで動作しているので、この次のステップに進んでも失敗します。

    3. 次のコマンドを入力して、常時ルート化します。
      cd /system/bin
      cat sh > su
      chmod 4755 su
  8. テレビ機能の SIM ロックを解除します。

    1. [photovision_tv_function_unlocker.apk] を入れた SD カードを 202HW に実装します。

    2. 202HW を電源 ON します。

      • 電源ランプが緑色になります。

    3. 次のコマンドを入力して、テレビ機能アンロックアプリをインストールします。

      • ルートモードでなくても実行できます。
      pm install /mnt/sdcard2/photovision_tv_function_unlocker.apk
    4. これでテレビ機能アンロックアプリがインストールされました。

      • ちなみに、このアプリをアンインストールするには、以下のコマンドを入力します。
          pm uninstall com.root3.photovision_tv_function_unlocker
          
  9. フォトフレーム機能の SIM ロックを解除します。

    1. SD カードを 202HW に実装します。

    2. 202HW を電源 ON します。

      • 電源ランプが緑色になります。

    3. 次のコマンドを入力して、現状のフォトフレーム用 java スクリプトを SD カードのルートにコピー (バックアップ) します。
      su
      dd if=/system/framework/dpf-libs.jar of=/mnt/sdcard2/dpf-libs.jar
    4. 202HW を電源 OFF し、SD カードを抜きます。

    5. パソコンで、この SD カードを読み取り、[dpf-libs.jar] を事前に準備した [202hw_func_unlocker_script] フォルダにコピーします。

    6. [202hw_func_unlocker_script] フォルダにある [go.cmd] を右クリックして [管理者として実行] します。

      • このフォルダに [dpf-libs.jar] にパッチを当てた [dpf-libs_mod.jar] ができます。

    7. [dpf-libs_mod.jar] を SD カードのルートにコピーします。

    8. SD カードを 202HW に再び実装します。

    9. 202HW を電源 ON します。

      • 電源ランプが緑色になります。

    10. 次のコマンドを入力して、[dpf-libs.jar] を [dpf-libs_mod.jar] と置き換え (書き込み) ます。
      su
      mount -o rw,remount /system
      dd if=/mnt/sdcard2/dpf-libs_mod.jar of=/system/framework/dpf-libs.jar
      chmod 644 /system/framework/dpf-libs.jar
      
    11. これでフォトフレーム機能の SIM ロックが外れました。

  10. SIM ロック解除されたか確認



使ってみました

  1. デザイン

  2. 操作や機能

  3. [外部 TV アンテナ] 端子は問題ありかも ・・・

    1. [外部 TV アンテナ] 端子は 3.5mm モノラル型ミニジャックのはずですが ・・・

      • 取扱説明書通りの右のような整合器を使って、アンテナ線をつなぐと接触不良気味となります。

      • しっかりミニプラグ側を 202HW に挿し込んでも、ちょっと回すと受信不良になります。

    2. 何が原因か調べてみました

      • 整合器のメーカを変えて何種類か試してみましたが、接触不具合に変化ありません。

        • こうなると、202HW 側端子の問題となります。

      • ふと思いついて、ステレオタイプの 3.5mm ミニ延長ケーブルを間に入れてみました。

        • なぜか?! ・・・ 接触不具合がなおりました。 202HW 側端子の所でグルグル回しても問題なしです。

    3. 結論

      • [外部 TV アンテナ] 端子は 3.5mm モノラル型ミニジャックであるべきですが、なにか違うような気がします。

        • その違いや構造のどういうことが影響するのかは判明していません。

      • ステレオプラグの整合器は存在しないので、オーディオ用の 3.5mm ステレオミニ延長ケーブルを使うしかないです。

        • アキバの CompuAce で販売されている comon 35S-012L を使いました。 店頭価格は税込144円でした。

        • アンテナ系統の途中にオーディオケーブルが入りますが、12cm なのでほぼ問題はないと思います。

  4. 評価

    1. 操作性

      • 取扱説明書を読まなくてもすぐに使うことができます。 操作性は良好です。

    2. 感度

      • 我が家では内蔵アンテナだけでフルセグテレビ受信できました。 我が家から東京スカイツリーが見えます。 直線距離は 19km 程度です。

      • 感度は良いように思います。

    3. 画質

      • フルセグには、800×480ドットなのでやや辛いですが、画面が9インチなので、まあ実用になります。

      • ワンセグ (最大320×240) には、解像度があり過ぎなので、観た感じの画質がかなり荒くなります。

    4. 音質

      • このサイズの割にはバランスがとれた音が出ます。 安物機器にありがちなキンキン音ではなく、低音もそこそこ出ています。

      • 音量を最大にしても、それほど大きな音は出ません。 逆に言えば、音量最大でも音割れしないということ。

    5. 総合

      • 新品同様の外観で千五百円です。 実用的に使えます。 問題ありませ〜ん!

      • 自分で手掛けたマシンなので愛着が湧きます。



仕様その他

  1. ドキュメント

  2. 仕様



    その他 内容
    発売開始時期 2012年12月21日
    定価 オープン