sigmarion U を入手
マイクロソフトが個人向けの Windows-CE開発を止めたためか、2003年1月現在、CEマシンはバナナの叩き売り状態です。
2003年1月10日、このチャンスをとらえて
sigmarion U
を仕入れました。
sigmarion Uは2001年9月7日(金)に新発売されたマシンで当初は5万円以上で売られていました。
2003年1月ではビックカメラ有楽町あたりで2万円台で売られています。
早速使ってみました。
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さすがMIPS系VR4131(200MHz)のRISCチップです。
デスクトップPCと遜色ない高速性があります。
かつての Pentium 266MHz / Windows95程度の体感速度は十分あります。
普段使っているVHSサイズマシン Libretto50 より断然早いです。
LANでネットサーフィンやメール送受信をやってみましたが、キビキビと動作します。
Windows-CEマシンは遅いという概念は払拭されました。
とってもイイです!!!
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LCDは「6.2型カラーHPA65,536色液晶」で640×240ドットです。
HPAということで見えやすさを心配していましたが、全然問題ないレベルです。
色の再現性も良いし応答性にも問題ありません。
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OSがROMに入っているのでリセットしてから数秒で立ち上がります。
Windows-Xpのような立ち上がりまでのイライラ感がありません。
(我が家の Windows-Xp は立ち上がりまでに実測3分45秒かかっています。)
通常はリジュームが効いているので電源ONと同時に操作できます。
まさにパッと使ってパッと終わるという使い方にピッタリです。
OSがROMであることから、OS動作不具合になってもオールリセットをかければすぐに初期化できるので、旅先等で使えなくなって困ったというケースも解消され、この意味で信頼性も高いと言えます。
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Windows-CEマシンなのでハードディスクがありません。
記憶容量ではノートPCに負けますが、逆にこれがメリットでもあります。
ハードディスクがないので自動車のような振動が激しい場所で使ってもクラッシュすることがありません。
私のように、ハンドヘルドPCに求める性能は「メール」「ブラウジング」「どこでもマシン」で、このような明確な用途では最強ともいえます。
マイクロソフトが新規の個人向け Windows-CE の開発を止めた現在、Windows-CEマシンが格安で入手できます。
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無線LANによる「どこでもマシン」はピッタリの用途です。
電源を入れて待ち時間なしで使えるところが評価点高いです。
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おたくマニア向けとして、MIPS-CPU用のゲームのエミュレータソフトがネットに多数出ているようです。
任天堂のゲームソフトなんかができちゃうみたいです。
HPCをゲームマシンとして考えると、10万円は高いが、今の実勢の1万円台なら十分ペイできますね。
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NECモバギ(sigmarion U もそうですが)でNetBSD が動いちゃうんです。
と言う事は、省電力・バックアップバッテリ電源付きのインターネットサーバーが構築できます。
ワイフに気付かれない24時間連続運転が実現できます。
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UNIXがわからないという方には、Windows-CE用の httpサーバーソフトもあります。
ADSLなどの常時接続環境でサーバー公開できますよ。
どうせCEマシンですから、アタックなんて何にも怖くないです。
アタックされても取られるデータがないですから。
逆に安心して運用できます。
Windows-CEマシンは今が旬だと思います。
刈り取り時期です!!!
皆さんもHPCをセカンドマシンにいかが!(並みのデジカメより安いんですよ!)