QUASON LED 投光器 20W をゲット!
2013年5月9日、
amazon
で QUASON LED 投光器 20W が税送料込2,980円でした。
(定価は11,600円です。)
20W
なので、ハロゲンランプ 200W 相当の明るさとのこと。
最近、いろいろな LED 照明器が急激に安くなってきたように思います。
数年前なら LED はコスト的に使うことができなかったです。
良い時代になりました。
オーディオ製品撮影時の照明に使えたらイイなぁ〜と思っての購入です。
使ってみました
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デザイン
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投光器にデザイン性を求めても・・・と言う方もおられると思いますが、なかなかイイ具合です。
質感すら感じます。
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色は品の良い灰色で、塗装はシッカリしています
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前面ガラスは分厚い強化ガラスのようです。
周囲は黒い枠取りされています。
高級感を感じます。
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後面全体に放熱フィンが仕込まれています。
鋳物です。
防水処理が施されています。
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電源ボックスも鋳物の分厚い作りです。
防水処理が施されています。
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電源ケーブル取り出し口にもシッカリ防水加工されています。
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大きさ
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寸法は右の写真の通りで、投光器としてはコンパクトです。
重さは 1.4kg で軽々持てます。
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私の使い方は、この投光器をスタンドに固定するのではなく、カメラをタイマーシャッタにして、その間、自分で持っているつもりです。
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使用頻度は1回/週くらいですから、できるだけ余計なものは省きます。
保管スペースの問題もありますし・・・
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保管スペースという面から考えると、電源ケーブルが 1m というのも良いです。
この類の投光器は電源ケーブルが 5m, 10m というものが多く、収納する時に嵩張ります。
1m の長さが足りない時は必要に応じて延長ケーブルを継ぎ足せばよいです。
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発光素子
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白色 LED の SMD (Surface Mount Device) 実装品となっています。
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LED を SMD 化すると、小さな面積に多数の LED を装着できます。
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本機では写真から判るように 20個の LED を SMD 化しています。
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私見ですが、SMD 化により、各々の LED が点光源となっているので、光の拡散性が良いように思われます。
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LED を効率良く発光させるため、専用電源(おそらく定電流電源)を内臓しています。
AC85〜265V
と世界中のどこでも使える電源です。
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DC 駆動であるかどうかがチェックのポイントです。
AC 駆動だと眼には感じないフリッカがあって撮影には不向きです。
デジカメで光を覗いてみると判別できます。
試験した結果はノンフリッカでした。
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20W なのでそれなりに発熱はありますが、ハロゲンランプ 200W に比べれば全然少ないです。
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ハロゲンランプでは撮影時に色補正が必要だったので、白色 LED を使うことで色補正なしに使えることに期待しています。
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ディフューザ
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私はこの LED 投光器を本来の使い方ではなく、写真撮影時の補助光に使います。
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LED 投光器デフォールトでは光が硬過ぎ影がきつくなります。
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写真撮影時の補助光としては、光を拡散させて柔らかくするディフューザが必須です。
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ディフューザ製作
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製作と言っても、写真のようにアクリル板を 180×140mm にカットして塗装用養生テープで固定しただけです。
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アクリル板を曲線加工するのは難しいですが、直線カットするのは簡単です。
アクリルカッターという安い工具を使えば綺麗にカットすることができます。
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使ったアクリル板は
アクリルサンデー
EX 板でスペックは以下です。
DIY 店で590円でした。
- サイズ SS (180×320mm) ・・・ このサイズから2枚分作成可能です。
- 厚み 2mm ・・・ 2/3/5mm がありますが、乳白半透明の場合、どれでも透過率はほぼ同じなので、どの厚みを選んでも大丈夫。
- 色番 EX432 (乳白半透明) ・・・ この色が重要です。
- 全光透過率 58%
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光の透過率より、明るさは6割くらいになってしまいますが、光はかなり柔らかくなります。
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結果
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自作ディフューザ付きで使ってみた結果は、光が柔らかくなって非常に良好でした。
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光の色調もカメラのオートホワイトバランスの自動調整範囲であり、撮影が楽になりました。
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今回の試作は成功です!!!
色温度について
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色温度と目に感じる色の関係は以下のカラーチャートを参照。
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一般財団法人 日本照明工業会 (JLMA)
によると・・・
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「電球色:2,600〜3,250K」「昼白色:4,600〜5,500K」「昼光色:5,700〜7,100K」とのことです。
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QUASON LED 投光器 20W の色温度は 6,000K なので昼光色と言えます。
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JLMA の
電球型 LED ランプガイド
がとても参考になります。
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人間の目が感じる色には個人差があるようです。
特に黄色人(日本)と白人(ヨーロッパ)には大きな違いがあるそうです。
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日本人には 6,000〜6,500K くらいが純白。
ヨーロッパ人には 5,500〜6,000K くらいが純白。
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日本のあるメーカが綺麗な白を発色するカラーブラウン管をヨーロッパに輸出しようとしました。
日本では純白で好評を得ていたカラーブラウン管をヨーロッパ人に評価してもらうと「青み掛かっている」と言うのです。
日本人技術者が飛んでいって現地で見たが色には問題なし。
理由が判らない・・・
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どうもヨーロッパ人は、赤には鈍感で、青には敏感らしい。
東洋人はこの逆で、青には鈍感で、赤には敏感、むしろ青み掛かった白のほうがより白と感じる。
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そう言えば瞳の色が東洋人とヨーロッパ人では全然違う。
このあたりが原因のようです。
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ヨーロッパ人はサングラスをかける人が多い・・・紫外線に弱い。
ヨーロッパの映画は赤み掛かっているのが多い・・・赤に鈍感。
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日本で4〜5月頃咲いているツツジは日本人には青み掛かっているが赤に見えます。
ヨーロッパ人の目には紫に近い色に見えているのかもしれません。
仕様その他
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本体に貼り付けてある製品シールに 「YC-Cast light lamps」 とありました。
製造会社名と思います。
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仕様は以下です。
項目 |
仕様 |
光量 |
1,800〜2,000lm (ルーメン) |
発光色 |
ホワイト |
色温度 |
6,000K (ケルビン) |
素子 |
SMD (20チップ LED) |
寿命 |
50,000時間 |
照射角 |
120度 |
照射面 |
強化ガラス |
本体素材 |
アルミ合金 |
防水規格 |
IP65 |
電源 |
AC85〜265V 50/60Hz |
消費電力 |
20W |
電源ケーブル長 |
1m |
サイズ |
180(W)×140(H)×100(D) mm |
重さ |
1.4kg |