KIMURATAN QEC-F20 をゲット!
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不幸は突然やって来る
と言いますが、私にもとうとうやって来ました。
そうです。
テクノコア TC-S40
を2007年12月23日に使おうと電源 ON したら、突然、「ボコッ・ガ・ガ・ガ」という音を立てて煙が出ました。
直ぐに電源 OFF にしたのですが、真中の部分が大きく膨れ上がって回復不能・・・ご臨終となりました。
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この充電器、一番信頼していたものです。
ICC 受電ですから充電池にメモリ効果を発生させず、継ぎ足し充電できるの唯一の機種でした。
値段も5,500円と、充電器にしては超高価でした。
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日本だけでなく、アメリカ遠征でも使っていました。
2007年もラスベガス周辺の砂漠地帯で使いました。
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さっそく
テクノコア
にメールを出して代替器を問い合わせてみました。
すぐに返事が来ました。
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テクノコアです。
この度はお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせの件ですが、弊社急速充電器 TC-S40 及び TC-S40N は採算が採れず、やむなく生産を中止させていただきました。
現在のところ後継機種等の発売予定もございません。
誠に申し訳ありませんが、諸事情をご理解のうえ、ご了承いただきますようお願いいたします。
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ありゃ〜、もう同じものが買えない。
5,500円でも採算がとれないとは・・・確かに内部回路はスイッチング電源と半導体スイッチ、ファンと普通の充電器より遥かにコストがかかっていました・・・だから 5,500円でも買ったのです。
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そこで思い出したのが
KIMURATAN QEC-F20
です。
この製品はテクノコアよりの技術供与でキムラタンが製造したもので、充電方式は同じ ICC 方式です。
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2007年12月28日、さっそくアキバで探しました。
千石
では税込3,290円でしたが、
あきばお〜
では税込3,148円でした。
賢者の私は後者で買いました。
もともとは5,500円程度の値段で売られていました。
使ってみました
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この充電器(というか ICC 充電方式)はすごくイイです。
もう寿命になったと思ったニッケル水素乾電池が蘇るのです。
(完全にダメなのはダメです。弱っている程度のものは回復します。)
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継ぎ足し充電できるということで、充電池を放電する手間がかからない。
これ、すごくイイです。
15分程度で充電完了することも・・・
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TC-S40 では充電池を実装する際に電極部が固くて、入れにくく、取り出しにくかったのですが、QEC-F20 では改善されています。
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TC-S40 では ICC 充電サイクルは1分でしたが、QEC-F20 は10秒と改善されています。
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TC-S40 では電池を実装してスタートボタンを押しましたが、QEC-F20 はスタートボタンがありません。
電池を実装すると、その電池を自動検出して自動的に充電開始します。
お手軽ですね〜
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充電池はニッケル水素電池でもニッカド電池でもいずれにも対応しています。
充電する充電池の容量も自動検出して勝手に充電してくれます。
お手軽ですね〜
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充電池は単3型と単4型に対応しています。
充電単位は1〜4本で自由です。
どのスロットに充電池をセットしても構いません。
お手軽ですね〜
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充電中のスロットに対応する赤色 LED が点滅します。
点灯になれば充電完了です。
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これだったら、TC-S40 より、こっちのほうがイイです。
イイもの買えて嬉しい。
突然幸せになりました!!!
充電時間
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QEC-F20 の充電時間は以下の表の通りです。
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周囲温度が10〜35℃で充電した場合の目安時間です。
種類 |
タイプ |
容量 (mAH) |
1〜2本 |
3〜4本 |
Ni-MH |
単3型 |
2500 |
75分 |
150分 |
Ni-MH |
単3型 |
2300 |
70分 |
140分 |
Ni-MH |
単4型 |
900 |
55分 |
110分 |
中身
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投入物量は並みではありません。
基板表側に見えるのは強力なスイッチング電源、基板裏側に見えるのは MCU と半導体スイッチです。
3,000円台では間違いなく安いです。
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ケースを開けたついでに静穏化対策をしました。
と言うのは、充電が始まると「ジャー」というファンの音がうるさかったのです。
- 音の原因はファンとケースとの振動です。
- 開けてみて判ったのはファンはケースに薄い両面テープで貼られているだけなんです。
- 両面テープを100円ショップのダイソーで買った厚みのあるスポンジ両面テープに交換しました。
- 結果、超静かになりました。
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ファンの回転数は電池に流れる電流で変わるようです・・・対策前のうるさいファンの音の出方が変わるので判りました。
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基板表側に見える1個の青い半固定抵抗は、充電池からのモニター電圧値を調整します。
充電完了の電圧値を設定します。