PU2CLR ATS-20 (2号機)

PU2CLR ATS-20 (2号機) をゲット!

2021年10月26日、 AliExpress で Si4732 FM/AM/SW SSB Radio の PU2CLR ATS-20 が 送料税込4,071円 でした。

PU2CLR ATS-20 (1号機) が非常に気に入ったので、いろいろ遊ぶために、予備機としてもう1台買いました。 実際に届いた製品を見ると、よく似た別物でした。 中華製品では結構こういうことが発生します。

外観と中身がかなり違うのです。 型番は同じなのにね ・・・ 日本製品なら型番を変えると思います。

幸いなことに機能的には同じで、ファームウェアも1号機と同じものが適用できます。



2号機と1号機の外観などを比較

  1. フロントパネル

    2号機 1号機
    @ ノブの形状と大きさが違います。2号機のほうがバランスが良いです。
    A 2号機のディスプレイの窓のほうが、やや大きいです。
    B 四隅の丸み (R) が違います。2号機のほうが精悍に見えて良いです。
    C 文字の大きさが微妙に違います。

  2. リアパネル

    2号機 1号機
    @ miniUSB コネクタの位置が違います。2号機のほうが高い位置にあります。
    A [led] の穴の形状が違います。2号機は丸穴ですが、1号機は四角穴です。
    B 四隅の丸み (R) が違います。2号機のほうが精悍に見えて良いです。
    C BNC コネクタのバヨネットロックピンの位置が90度違います。どちらでも問題はありませんが。
    D 文字の大きさが微妙に違います。
    E 充電状態を示す [led] の色が違います。2号機のほうがマトモです。
      2号機は 赤(充電中)→青(充電完了)、1号機は 緑(充電中)→赤(充電完了)

  3. 天板方向

    左は2号機、右は1号機
    @ 決定的に違うのは奥行です。2号機は 91mm、1号機は 103mm と、2号機のほうがコンパクトです。
    A スピーカ穴の仕上げが違います。2号機のほうが良いです。
    B ケースの表面が違います。2号機は梨地、1号機はヘヤライン仕上げです。2号機のほうが良いです。

  4. セット構成

    2号機 1号機
    @ 2号機は [本体] [ロッドアンテナ] [USB ケーブル] [User Manual] のセットです。
    A 1号機は [本体] [ロッドアンテナ] だけです。



使ってみました

  1. 1号機 よりコンパクトで、マニアックな外観をした BCL 受信機

  2. 1号機との互換性

  3. 電源

  4. ゴム足追加

  5. 操作方法

  6. 感度と音質



中身を覗く

  1. 左が [メイン基板] で、クリックすると大きな画像を表示します。 右が [フロントパネル基板] の表面と裏面です。

     

  2. [メイン基板] に使用している主な IC

  3. スピーカ

  4. バッテリの容量は1号機の3倍!

  5. ヘッドホン端子



総評

  1. バッテリ内蔵で、BCL として使うだけではなく、ちょこっと FM 放送を聴くににも優秀なラジオです。

  2. 1号機よりバッテリ寿命が長く、デザインや質感が良く、音が良く、ほんの少し安く、 2号機の圧勝!!!

  3. 製品的には、2号機をコストダウンしたのが1号機と思います。 すなわち、 1号機のほうが新しいモデル

  4. [2号機をリファレンス機] [1号機をお遊び機] にします。 2号機到着前は、この逆を考えていました。



仕様など

  1. ドキュメント

  2. ATS-20 を初期化する方法

  3. 仕様

    項目 内容
    受信周波数 バンド 表示 周波数範囲 周波数ステップ 備考
    FM1 FM 76.0〜95.0MHz 0.1MHz FM for Japan
    FM2 88.0〜108.0MHz FM for USA
    MW1 AM 531〜1,710kHz 1/5/9/10/50/100kHz MW for Japan
    MW2 520〜1,720kHz 1/5/9/10/50/100kHz MW for USA
    LW LW 150〜510kHz 1/5/9/10/50/100kHz  
    SW1 AM 2,300〜2,495kHz 1/5/9/10/50/100kHz 120 meters
    SW2 3,200〜3,400kHz 90 meters
    SW3 3,900〜4,000kHz 75 meters
    SW4 4,750〜5,060kHz 60 meters
    SW5 5,730〜6,295kHz 49 meters
    SW6 7,100〜7,600kHz 41 meters
    SW7 9,250〜9,900kHz 31 meters
    SW8 11,600〜12,100kHz 25 meters
    SW9 13,570〜1,3870kHz 22 meters
    SW10 15,030〜15,800kHz 19 meters
    SW11 17,480〜17,900kHz 16 meters
    SW12 18,900〜19020kHz 15 meters
    SW13 21,450〜21,750kHz 13 mters
    SW14 25,670〜26,100kHz 11 mters
    SW15 26,100〜28,000kHz CB band
    SW16 1,700〜30,000kHz 1/5/9/10/50/100kHz BCL バンド (SW1〜15)
    の周波数抜けを補完
    アンテナ端子 BNC (FM はイヤホンアンテナもサポート)
    表示器 OLED 表示器 (有機パネル)
    オーディオ出力 1W
    スピーカ 直径70mm 8Ω 3W 丸形×1個
    出力端子 ステレオミニジャック 3.5mm
    充電端子 miniUSB (DC5V)
    内蔵バッテリ Li-ion 3.7V/10000mAH
    最大外形寸法 88(W)×38(H)×91(D)mm (ケースサイズ、ノブおよびコネクタ含まず)
    質量 213g (実測)