PU2CLR ATS-20 (V3.0.7d)

ファームウェアを V3.0.7d に!





操作関連の変更

  1. ディスプレイ表示が大きく変わり、周波数表示が大きく見易くなりました。 表示内容もガラッと変わりました。

  2. [ボタン] [ノブ] の操作方法が大きく変わり、ノブを多用するようになりました。

  3. ラストステーション機能など、受信局を記憶する機能が追加されました。

  4. ソフトミュート機能が追加されました。

  5. この他にも変更点が多く [V1.1.5] とは別物になっています。

    形状 名称 機能 備考
    ボタン BAND+ バンド切換モード ON/OFF (ON の時はバンド表示が反転)
    ノブを回してバンドを選択
     
    BAND- ソフトミュートモード ON/OFF (ON の時は [SM] の反転表示が出る)
    ノブを回してミュートレベル (0〜32) を調節
    LW/MW/SW のみ有効
    VOL+ 音量調節モード ON/OFF (ON の時は音量レベルにマークを表示)
    ノブを回して音量 (0〜63) を調節
     
    VOL- (将来用、現在は機能しない)  
    STEP (1) 周波数ステップ切換モード ON/OFF (ON の時は [S:] 表示が反転)
      ノブを回してステップ (1/5/9/10/50/100kHz) を選択
    (2) SSB モード時は BFO 周波数ステップ切換モード ON/OFF (ON の時は [S:] 表示が反転)
      ノブを回して BFO ステップ (10/25kHz) を選択
    LW/MW/SW のみ有効
    BW 帯域幅切換モード ON/OFF (ON の時は [BW:] 表示が反転)
    LW/MW/SW の時は、ノブを回して帯域幅 (1.0/1.8/2.0/2.5/3.0/4.0/6.0kHz) を選択
    FM の時は、ノブを回して帯域幅 (AUT/110/84/60/40kHz) を選択
     
    AGC AGC/アッテネータ調節モード ON/OFF (ON の時は [AGC] または [At] 表示が反転)
    ノブを回して AGC またはアッテネータ量 (AGC/At0〜32) を調節
    LW/MW/SW のみ有効
    上記のそれぞれのモードになってから、最後にツマミを回してから8秒後に自動的に OFF になる  
    MODE AM モード切換 (AM/LSB/USB) LW/MW/SW のみ有効
    ノブ TUNE/BFO/ATS (1) 回転すると受信周波数同調 (TUNE)
    (2) 押すと受信可能な局をサーチ (ATS)
    (3) SSB モードで押すと BFO 調節 (BFO)
    (4) ボタン操作によるモード切換後の選択/調節ノブとしても動作
     
    ディスプレイ OLED 128×64ドットのグラフィック表示器
    受信周波数など、様々な情報を表示
     
    スイッチ FM/AM BNC ANT 端子を FM または AM 用に切換 リアパネル
    POWER 電源 ON/OFF
    ランプ led 充電中は緑色点灯→充電完了で赤色点灯 普通とは逆の色のような



受信周波数関連の変更

  1. AM 周波数ステップが [1/5/10kHz] → [1/5/9/10/50/100kHz] と選択肢が増えました。

  2. AM 帯域幅が [1.0/1.2/1.8/2.0/3.0/4.0/6.0kHz] → [1.0/1.8/2.0/2.5/3.0/4.0/6.0kHz] と若干変更されました。

  3. FM 帯域幅を選択できる機能が追加されました。 [AUT/110/84/60/40kHz] が選択できます。 [AUT] とは AUTO のことです。

  4. 受信した局を記憶する機能が追加されました。

  5. バンド設定

    バンド 表示 周波数範囲 周波数ステップ 備考
    FM1 FM 76.0〜95.0MHz 0.1MHz FM for Japan
    FM2 88.0〜108.0MHz FM for USA
    MW1 AM 531〜1,710kHz 1/5/9/10/50/100kHz MW for Japan
    MW2 520〜1,720kHz 1/5/9/10/50/100kHz MW for USA
    LW LW 150〜510kHz 1/5/9/10/50/100kHz  
    SW1 AM 2,300〜2,495kHz 1/5/9/10/50/100kHz 120 meters
    SW2 3,200〜3,400kHz 90 meters
    SW3 3,900〜4,000kHz 75 meters
    SW4 4,750〜5,060kHz 60 meters
    SW5 5,730〜6,295kHz 49 meters
    SW6 7,100〜7,600kHz 41 meters
    SW7 9,250〜9,900kHz 31 meters
    SW8 11,600〜12,100kHz 25 meters
    SW9 13,570〜1,3870kHz 22 meters
    SW10 15,030〜15,800kHz 19 meters
    SW11 17,480〜17,900kHz 16 meters
    SW12 18,900〜19020kHz 15 meters
    SW13 21,450〜21,750kHz 13 mters
    SW14 25,670〜26,100kHz 11 mters
    SW15 26,100〜28,000kHz CB band
    SW16 1,700〜30,000kHz 1/5/9/10/50/100kHz BCL バンド (SW1〜15)
    の周波数抜けを補完

    ユーザが自由に仕様変更できるラジオは素晴らしい!!!



基本的な受信操作方法

  1. FM 受信

    手順 操作
    1 FM アンテナを接続する
    2 リアパネルにある [FM/AM] スイッチを FM にする
    3 リアパネルにある [POWER] スイッチを ON にする
    4 ディスプレイに初期画面が出るので数秒待つ
    5 [BAND+] ボタンとノブで FM を選択する (左上隅に FM と表示)
    6 (1) ノブを回して受信周波数を設定する
    (2) ノブを押すと自動スキャンして受信可能な周波数で停止する
    7 [VOL+] ボタンとノブで音量を設定する
    - [BW] ボタンとノブで通過周波数帯域を変更できる

  2. AM 受信

    手順 操作
    1 AM アンテナを接続する
    2 リアパネルにある [FM/AM] スイッチを AM にする
    3 リアパネルにある [POWER] スイッチを ON にする
    4 ディスプレイに初期画面が出るので数秒待つ
    5 [BAND+] ボタンとノブで LW または AM を選択する (左上隅に LW または AM と表示)
    6 (1) ノブを回して受信周波数を設定する
    (2) ノブを押すと自動スキャンして受信可能な周波数で停止する
    7 [VOL+] ボタンとノブで音量を設定する
    - [BAND-] ボタンとノブでソフトミュートレベルを変更できる
    [STEP] ボタンとノブでステップ周波数を変更できる
    [BW] ボタンとノブで通過周波数帯域を変更できる
    [AGC] ボタンとノブでアッテネータ量を変更できる

  3. SSB 受信

    手順 操作
    1 AM 受信中に、[MODE] ボタンを押して [LSB] または [USB] を選択する
    押すごとに左上隅の表示が [LSB]→[USB]→[AM] を繰り返す
    2 [TUN/BFO/ATS] ノブを押すと BFO 周波数調整モードになり、
    この状態で [TUN/BFO/ATS] ノブを回して BFO 周波数を調整する
    3 [STEP] ボタンとノブで BFO 周波数調整ステップを設定できる

  4. ATS-20 を初期化する方法