PICkit3 adapter

プロローグ

1. PICkit3 互換の ANBE PICKIT3-KIT05 には [ZIF アダプタボード] が付いてきたのですが、信頼性にイマイチ不安がありました。
   
   
   • このため、ブレッドボードを使ったアダプタボードを使っていました。
     
     
   • ただし、PIC 書き込みする度にジャンパ配線が必要で、やや面倒でした。
     
     
2. そこで、標準的な PIC の 8/14/16/18/20/28/40P のアダプタボードを作ろう！
   
   
   • 対応する書き込みツールは PICkit3 です。 PICkit2 にも対応します。
     
     
   • 標準ではない PIC や将来の PIC のために UNIVERSAL 的な使い方もできるよう考慮します。
     
     
   • 万能基板にジャンパ線を飛ばして製作することもできますが、美しくなく、多大な製作時間がかかります。
     
     
   • 見栄えバッチリのプリント基板を作成して製作しよう！！！
     
     
3. 秋月 でも PIC 書き込みボードが販売されていますが ・・・
   
   
   • 秋月のは PICkit 対応 ICSP 書き込みアダプターキット で、2千円です。
     
     
     • このボードはどんな PIC にも対応できるメリットがありますが、原始的でいちいちジャンパ配線が必要です。
       
       
     • これが超面倒です。 これだったら、[ブレッドボードを使ったアダプタボード] と変わりません。
       
       
   • ここで製作するボードは標準的な PIC ではジャンパ配線不要です。
     
     
     • 標準的でないどんな PIC にもジャンパ配線で対応できるようにします。
       
       
     • 秋月のボードでのメリットはそのままで、取扱容易な上位ボードと言えます。
       
       
     • しかも、秋月のボードの2千円よりかなり安く製作できます。
       
       

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プリント基板の提供について

1. プリント基板は送料込みで 1枚800円 です。
   
   
   • 時給2,000円のプロが万能基板に配線をして製作しても30分以内に同じ機能のものが完成しないので妥当価格かと。 万能基板も安くはないしね。
     
     
   • プリント基板を2枚同時に提供の場合は、送る手間が半減するので、送料込みで 2枚1,200円 に割引します。
     
     
   • 基板に組み込む部品の添付はなく、基板だけの提供なのでご注意ください。
     
     
2. プリント基板をご希望の方は ・・・
   
   
   • ホームページ（トップページ） の下側にある [ひろくんへのメール連絡はこちら] から連絡ください。
     
     

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プリント基板について

1. 右のような 51.9×57.9mm (厚み 1.6mm) の小さい基板です。
   
   
   • 基板 CAD で設計して、プリント基板の製造を専門業者に発注しました。
     
     
2. 右がプリント基板の回路図です。
   
   
   • 右の回路図をクリックすると pdf で大きく表示できます。
     
     
3. 部品リスト
   
   
   • プリント基板に実装する標準的な部品一覧です。
     
     
   • 好みにより部品をアレンジしてください。 例えば、標準的な PIC しか使わないのであれば、N0.5〜8 は不要ですね。
     
     

     No.	部品番号	部品名	数量	税込 参考単価	備考
     1	ZIF40P	ゼロプレッシャー IC ソケット 40P	1	250円	600mil
     2	8/14/20P	L型ピンヘッダ 6P	1	50円	ピンヘッダ(オスL型) 1×40 を 6P 単位に切り取って使う。 ニッパよりカッターナイフのほうが綺麗に切り取れます。
     3	16/18P		1
     4	28/40P		1
     5	UNIVERSAL		1
     6	CN1	ピンソケット 6P	2	20円	6P×2列は標準品になさそうなので、 6P×2個をボンドで張り合わせて6P×2列として使う
     7	CN2	ピンソケット 40P	1	80円	20P×2列
     8	-	ジャンパコード (オス〜オス)	5	220円	ブレッドボード・ジャンパコード (オス〜オス) (100〜250mm) 60本以上のセット のうちの6本を使う
     9	-	ゴム足 (貼り付けタイプ)	4	-	12.7×12.7mm 以内であれば任意のゴム足が使用可能 M3 ネジ止めタイプも使用可能

     
     
4. 以下の写真はプリント基板に部品を組み込んだ例です。 ご参考です。
   
   
   • 裏面のゴム足には写真のような四角いクッションゴムを使うのが楽です。 丸いクッションゴムでも構いません。 お好きなように ・・・
     
     
   • M3 ネジ穴も開けてあるので、ネジ止めも可能です。
     
     
   
   

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使いかた

1. 標準的な 8/14/16/18/20/28/40P PIC で使う場合
   
   
   • [8/14/20P] [16/18P] [28/40P] のいずれかの該当ピンヘッダに PICkit3 を差し込むだけです。
     
     
   • PICkit3 の△印を [1] pin に合わせてください。
     
     
   • 写真は左から順に [8/14/20P] [16/18P] [28/40P] に PICkit3 を挿し込んだ例です。
     
     
   • PIC は一番左のように ZIF40P ソケットの一番下を 1pin に合わせます。
     
     
2. 標準的でない PIC で使う場合
   
   
   • [CN1]〜[CN2] 間を適切にジャンパコードで配線します。
     
     
     • [CN1] は PICkit3 の端子に対応します。 横に 2pin ずつある端子はどちらも同じ信号です。
       
       
     • [CN2] は ZIF40P ソケットに対応します。
       
       
     • ジャンパ配線は PIC で変わってくるので、何ともコメントできません。 書き込みたい PIC のデータシートで確認ください。
       
       
   • [UNIVERSAL] ピンヘッダに PICkit3 を差し込みます。
     
     
   • PICkit3 の△印を [1] pin に合わせてください。
     
     
   • PIC は写真のように ZIF40P ソケットの一番下を 1pin に合わせます。
     
     

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エピローグ

• 意図通り、良好に動作しました。
  
  
• 標準的な PIC であれば PICkit3 を該当ピンヘッダに差し込むだけです。 ジャンパ配線する面倒や、配線間違いの心配もありません。
  
  

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