東芝IPC0001A αDATAカード

ビッグネット のページでαDATAカードと込で無料プレゼントをやっていました。 1998年10月13日に、ケンウッドのPHS「XIT・ISD-P47」と一緒に「αDATAカード東芝 IPC0001A」を入手しました。

これがαDATAカードの東芝 IPC0001A です。

IPC0001AにはDATA/FAX通信ソフト「信之助WD」がバンドルされています。 早速インストールしました。 私はFAXソフトはほとんど使わないのですが、パソコン通信はするかもしれません。 パソコン通信機能は十分な機能があります。 まあ、只ですから何にも不満ありません。

IPC0001Aの添付書類を見ると「無線インターネット32Kbps」のドライバーソフトは「http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/phs/」からダウンロードしてくれと書いてある。 早速アクセスしましたが、ありゃ〜どこにもないぞ!!!!!
困ったので東芝のページを検索しまくったあげく、やっと見つけました。

http://www.toshiba.co.jp/product/etsg/card/index_j.htm

ここからダウンロードし、やっと32Kbps通信の環境をリブレット50に構築できました。

初めてαデータ通信のテストを行いました。 マシンは改造150MHzリブレット50です。

αデータカードをPCカードスロットに挿入し、ケーブルを接続し、もう一方のコネクタをISD−P47に差しました。 あれー!!!ISD−P47が通信モードにならない。 ISD−P47の取扱説明書を見ると、コネクタを差す向きが裏表反対でした。 裏表どちらでも接続できるのは問題と思います。

やっとPHSからNetSpaceに接続することができました。 接続後は非常に安定に通信できました。 データ通信方式は「無線インターネット」(32Kbps・ISDN)です。 単にプロバイダのISDNアクセスポイントめがけて接続するだけで、PPP確立しました。 αデータ通信の偉大さを実感しました。

NTTPやASTELが採用しているPIAFSの最大の欠点は通信網を通して従来のTAやモデムに接続できないことです。 PIAFS対応のTAやモデム(あるのかな?)に接続するしかない。

これに対してαデータ方式は従来のTAやモデムに接続できるのです。 よって、インターネットにISDN方式で接続する以外に、パソコン通信のモデムポートにも接続できます。(この場合「無線モデム」方式で14.4Kbpsとなります。) また、FAXへも何ら問題なく接続できます。 誰が考えてもαデータ方式が絶対良いに決まっています。 唯一、PIAFSの優位はたぶん、モービルを考慮した通信プロトコルの強力さ だと思います。

αデータ方式はDDIポケットだけですから、私は今後もDDIポケットのPHSを使い続けるでしょう。 PHSのシェアの6割近くがDDIポケットというのも判るような気がします。

αデータ通信の場合、基地局にメディア変換装置が付いています。 この変換装置でαデータプロトコルデータをISDN64Kbps(デジタル)やFAX/モデム14.4Kbps(アナログ)のデータをメディア変換します。 基地局でメディア変換しているのでメディア変換料は取られません。 経済的です。

PIAFS通信の場合、メディア変換装置は回線網の特定場所にあり、この装置をPTEと呼びます。 メディア変換をする場合、このPTEにデータを渡し、PTEがメディア変換し、変換データを目的のプロバイダ等に送ります。 回線網でこのような複雑なことをやっているので、PTEを使うと10円/分という法外な変換料を取られます。 方式の問題なのにユーザに費用を負担せよと言うのです。 また、PTE経由を接続先を呼び出すので、ダイヤリングが複雑になります。 また、PTEが同一市内にない場合(大抵のユーザはこうなると思います。)、PTEまでの電話代がまた大変です。