1998年2月16日に、ASTEL AT-15を入手し、1998年2月23日に解約しました。
2月23日に大阪へ行く用があったので、ついでに ASTEL AT-15を解約しました。
JR大阪駅前の第一生命ビル10Fにあるアステル関西セントラルステーションで5分くらいで解約できました。
解約したAT-15は当然、白ROM機となりました。
それにしてもAT-15の契約期間はたった1週間でした。
解約してみた理由は以下です。
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解約して白ROMになってもFM放送は聞けるのか?試してみたかった。
−>結果、全然問題なく、解約後もFM放送が受信できています。
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隠しコマンドに「EEPROM消去」があるが一度やってみたかった。
−>EEPROMとはどうも設定を記憶しているメモリのようです。
ファームウェアではありませんでした。「EEPROM消去」を実行すると全ての設定情報が購入時の状態に戻りました。
ただこれだけでした。
<解約したAT-15の今後の使い道>
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FM放送ラジオとして使います。
リチウムイオンバッテリ付きで充電できるポケットFMラジオなんて、これしか世の中にないでしょう。
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カレンダー付き時計として使える。
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アラームを鳴らすことができる。
指定時間にアラームが鳴ります。
この機能のおかげで電車の乗り過ごしを防止できました。
ヨッパライ必携です。
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ボイスメモとして使う。
簡単な操作でボイスメモ録音ができます。
ボイスメモだけを買うと1万円くらいするからね。
AT-15は
アリーナ岡本
さんのインターネットページで購入しました。
本体無料で、送料(740円)と契約事務手数料(2,700円)は有料でした。
オプションの専用イヤホンマイクET-15が無料添付されていました。
呪縛期間はありませんでした。
ASTEL東京には3回線契約済みで契約審査に通りそうにないので、今回はASTEL関西契約でした。
AT-15は東芝製で、特長はFMシンセサーザーチューナ(FMラジオのこと)が内臓されていることです。
FM放送が専用ステレオイヤホンマイクで聞けます。
FMチューナの感度はかなり良い部類と思います。
音質もグッドです。
今回のAT-15入手はFMラジオとして使うのが主目的です。
なんと言ってもリチウムイオンバッテリ付きで充電できるポケットラジオというのは市販の製品にはないですから。
一度充電すると連続17時間FM放送を受信できるようです。
全体的にはDL-S26Pを少し大きくしたようなデザインと大きさです。
これがステレオイヤホンマイクET-15(定価3,000円)です。
AT-15の特長はFM放送受信機能が付いていることです。
これは、Ch.3にプリセットしたNack5放送受信中の表示です。
中間のバー表示は音量を表しています。
試してみましたが、FM放送受信中に電話がかかってくると自動的にPHSモードに切り替わります。
AT-15のFM放送受信機能で遊んでみました。
<常磐線のスーパーひたち号の車内>
スーパーひたち号の車内では次の放送があります。
76.0MHz --- クラシック
76.4MHz --- ロック(あんまり音質良くない)
77.7MHz --- BGM
78.3MHz --- ジャズ
非常に安定して聞けます。
車内放送があると、その放送と切り替わってしまうのがタマにキズです。
<のぞみ/ひかりの車内放送>
新幹線の「のぞみ」「ひかり」では次の放送があります。
76.0MHz --- ch.1 クラシック
76.6MHz --- ch.2 ニューミュージック
77.5MHz --- ch.3 歌謡曲
78.8MHz --- ch.4 英会話
79.6MHz --- ch.5 NHK−1(AM)
のぞみ/ひかり・上り/下りで全く同じ内容でした。
<越谷市で>
インターFM,BAY−FM,FM−FUJI,NACK5,TOKYO−FM,J−WAVE,NHKと7局以上聞けます。
NHKしか聞けない日立市と大きな違いです。
この環境でじっくり音質チェックしてみました。
FM放送を聞くには専用イヤホンマイクを使います。
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あんまり高級に見えないイヤホンマイクですが、音が非常にまろやかに聞けます。
今まで使っていたアイワのポケットシンセFMラジオの音質と比べると、やはりラジオとオーディオ機器くらいの差があります。
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低音もゆったりと出ます。
たぶん、低域ブーストしてあるんだと思います。
これが嫌みにならない程度ですので、音質に高級感を出しています。
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ステレオセパレーションもかなり良いです。
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なにしろ、シンセサイザーチューニングですから安定度は非常に良いです。
以上より、AT-15のFM放送受信機能はオマケではないことがわかりました。
<ついでにイヤホンマイクで電話を>
ついでにイヤホンマイクで電話をかけてみました。
イヤホンマイクを付けるとAT-15の表示を見ながら操作できるので楽です。
まるでひとり言を言っているような格好となります。
マイク部も特に口元に引き寄せなくても十分機能します。
イヤホンマイクも十分使えるようです。
電測コマンド実行結果です。
CS−ID,フレーミングエラー率,電界強度が表示されます。
電測モードは反応が速いです。
1秒以内くらいで情報更新します。
AT-15の隠しコマンド起動は以下です。
DL-S26Pと全く同じです。
(1)「4,7,#」ボタンを押しながら電源ON。
(2)この後、すぐに「通話」を押すと「コウモクセンタク」と表示されて
以下のコマンドが使えます。
・「1」ボタン...EEPROM初期化
・「2」ボタン...レベル表示
・「3」ボタン...「T10」と表示。不明。
・「4」ボタン...理由表示。不明。
・「5」ボタン...暗証クリア
・「6」ボタン...PS−ID表示
・「通話」ボタンを2回押す
...ソフトバージョン表示。「A204」と表示された。
(3)上記でコマンドを押した後、「リダイヤル」で確定です。コマンドに
によっては電源OFF−>ONで有効になるものがあります。
電測モードはコマンド「2」です。
バッテリは大きさ,電圧,容量からみてDL-S26Pと同じもののようです。
一般コマンドは次の通りです。
F0 PHS番号
F1 待ち受けモード
F21 着信音
F22 着信パターン
F31 ダイヤルメモ
F41 メッセージ送信
F42 メッセージ受信
F43 送信文
F44 受信文
F46 電話帳転送
F47 PA設定
F48 PA自動サーチ
F49 PSN桁変更
F51 設定リセット
F52 電話帳クリア
F61 エニーキーアンサ
F62 番号通知
F63 キータッチトーン
F64 サブアドレス
F65 クイック通話
F67 公衆優先
F68 発信制限
F69 マルチ留守録
F71 暗証登録
F72 電話帳ロック
F73 TR登録
F74 ローミング切り替え(マニュアル非記載)
F75 TR No切り替え
F76 留守応答時間
F77 保留音選択
F81 圏外警報
F82 接続中音
F83 ハンドオーバ音
F84 シークレットメニュー
F85 コード入力
F91 カレンダー設定
F92 アラーム設定
F93 LCDコントラスト
F94 留守録設定
F95 指定コール応答
F96 録音再生
F97 サービスNo変更
F99 電池残量
F# ダイヤルロック