1997年12月30日に、DDIP親機電話である京セラ MO-510 を入手しました。
DDIPの親機を前から欲しいと思っていました。親機があればPHS子機をワイヤレスホームテレホンにすることや、トランシーバ登録ができます。
秋葉原でDDIP親機の値段を見ると、だいたい4万円前後します。
PHSは只同然で売っているのに親機は高いのです。
MO−510はDDIPのPHSを登録できるαLCR2機能付きの留守番電話です。
後述の隠しコマンドを使うと、DDIのLCRデータの最新版がいつでもダウンロードできます。
ただし、料金割引になるにはDDIとの契約が必要です。
留守番電話の録音機能はICメモリになっており、最長17分間の録音が可能です。
DDIPのPHSを登録するには以下のようにします。
[MO−510のPHS登録のしかた]
<MO−510>
1.登録/設定ボタンを押しながら親機本体の電源を入れる。
2.暗証番号(4ケタ)を入力する。
3.子機待ち状態になる。(60秒)
<子機>
1.1+5+#+電源ON
2.子機番号(1〜17)、#
3.暗証番号(4ケタ)、#
4.グループ番号(1〜4)、#
子機番号1 の場合→グループ番号1
子機番号2 の場合→グループ番号2
子機番号3〜 7の場合→グループ番号3
子機番号8〜17の場合→グループ番号4(トランシーバ登録)
5.親機待ち状態になる。
MO−510を色々いじくっていたら、以下の隠しコマンドを見つけました。
取扱説明書に載っていないコマンドがあることがわかりましたので紹介します。
これらのコマンドを駆使するとDDIカスタマセンタに電話しなくても自分で最新のLCRデータがダウンロードできました。
説明の頭に「%」を付けたコマンドが取扱説明書に載っていないコマンドです。
[MO−510コマンド解析]
<登録>*1<登録> : 自局電話番号確認
<登録>*1xxxxxxxxxxx<登録> : 自局電話番号登録。「xxxx-xx-xxxx」と登録される。
<登録>*2<登録> : %初期値「登録されていません」
<登録>*20077<登録> : %「0077です」と登録させる。
<登録>*3<登録> : %初期値「0000です」
<登録>*31000<登録> : %「1000です」と登録される。
<登録>*4<登録> : 時刻確認
<登録>*497123112004<登録> : 時刻登録(1997年12月31日12時00分水曜日と登録される。)
<登録>*#1<登録> : %LCRオールクリア(*1〜*4)
<登録>*#2<登録> : %LCRリセット(データは残る)
<登録>*#3<登録> : %LCRデータ再送要求(007723333344と接続する。)
あらかじめ *1=電話番号, *2=0077, *3=1000
を設定しておく。*4の時刻は自動で入る。
<登録>*#4<登録> : %LCR登録(007739311と接続する。)
<登録>#1<登録> : 暗証番号確認
<登録>#2<登録> : 留守録音時間確認
<登録>#3<登録> : 留守録音開始呼出回数確認
<登録>#4<登録> : 留守録音音質確認
<登録>#5<登録> : 時間差コール解除
<登録>#6<登録> : 転送判定時間確認
<登録>#7<登録> : %不明。「1です」のメッセージが流れる。
159<電源ON>1 : %不明
159<電源ON>2 : %不明
159<電源ON>3 : %不明
159<電源ON>4 : %不明
159<電源ON><オンフック> : %ワンタッチ・短縮番号オールクリア