SONY NAS-V5
SONY NAS-V5 をゲット!
2014年1月5日、ウォークマン用ドックコンポの
SONY NAS-V5
の中古ジャンク品を
ハードオフ
草加瀬崎店で税込2,100円で購入しました。
安いのには訳があって
「電源が入りません」
とコメントされていました。 これがとても魅力的に感じました。 修理する楽しみを買ったようなものです。
vTuner
による
インターネットラジオ
と
S-Master
と呼ばれる
フルデジタルアンプ
も魅力的です。 一度使ってみたい!
2010年6月26日発売の製品です。 オープン価格ですが、発売当初の実売価格は4万円でした。
自宅に持ち帰りチェック
外観など
丁寧に使われていたようで、目立つキズはありません。 中古としては綺麗なほうです。 おそらく、ハードオフに来るまではワンオーナだったと思います。
リモコンは新品同様です。
シリアル番号シールより2010年製造品と判りました。
右の写真は本来の付属品です。
私が買ったジャンク品には [リモコン] [ウォークマン用アタッチメント (タイプ A)] しか付いていませんでした。
足らない付属品と同等のものは、私のドラえもんポッケにあるので、全然問題ありません。
ハードオフの表示は「電源が入りません」でしたが、電源は入ってスタンバイになるが、それから ON にならないと判りました。
とりあえず、電網検索で同じ現象が発生していないか調べると、ボロボロ出るは出るは ・・・ 中には購入後1週間で発生も
2012年3月8日に
SONY からリコール
が出ていました。 リコールなので無償で修理してくれます。
マザー基板(メイン基板)に搭載されている電源関係の IC のロット不良らしい。
おそらく [電圧検出リセット IC] と思うのですが ・・・
リコール対応してもらった
リコール対応で修理してくれるのだったら、やってもらったほうが楽だしお金も掛りません。
修理する楽しみを奪われるのが残念ですが ・・・
2014年1月6日、SONY のリコール窓口に電話しました。
「NAS-V5 ですが、電源がスタンバイのままで ON にならないのですが?」
「これは現在リコールで無償修理しています。修理を希望しますか?」
「はい、はい、はい、ああそうだったんですか。ではどうすればよいですか?」
「この電話で今すぐ手配させてもらってもいいですか?」
「はい、はい、ぜひお願いします。」
・・・住所や電話番号などを聞かれる・・・
「それでは、明日の9〜12時に運送業者が伺うので、本体だけを運送業者に渡してください。 梱包は運送業者のほうでやるので、本体そのまま渡してください。 リコール対象の現象かどうか調べて別の原因で別途費用がかかるようなら、サービスのほうから連絡します。」
「あ、あ、ありがとうございます。宜しくお願いします。」
SONY サービスでどう判断されるか楽しみ ・・・ タダで直れば儲けもの
2014年1月7日の11時頃、運送業者の日通航空が来て
ジャンク品の NAS-V5
を引き取り、SONY 病院へ旅立ちました。
日通の貨物追跡ページでは、2014年1月8日の9時に SONY 病院到着済となっていました。
2014年1月9日の10時頃、運送業者の日通航空が来て SONY 病院から退院した
修理完了品の NAS-V5
を持ってきました。
状況より考えて、SONY 病院での治療は2014年1月8日の半日くらいで完了し、その日のうちに発送したと思われます。
修理伝票を見ると「基板不良の為、電源入らずが発生しておりましたので、マザーキバン(A)を交換しました。」となっていました。
もちろん、修理費の請求はなしです。 修理伝票には請求額0円と書いてありました。 保証期間は3ヶ月とのことです。
なぜか? [英語教習 CD] 1枚添付されていました。
SONY のサービス品じゃないよね??? ドライブに入ったままで故障していたのか!!!
2014年1月9日の夜、帰宅してから動作チェックしました。
お目当ての vTuner サービスによるインターネットラジオは良好に受信できました。 有線 LAN と Wi-Fi どちらでも動作しました。
サブ機能のインターネットラジオが、私にとってはメイン機能となっています。
本来のメイン機能であるウォークマン連携機能はどうでもイイです。 SONY さん、ごめんなさい。
音楽 CD を入れるとインターネットから CDDB 情報を持ってきて曲名や歌手などを表示して正常に再生しました。
FM/AM チューナでの受信は良好でした。
動作は正常のようです。
やはり、電源が入る NAS-V5 はイイですね〜
使ってみました
デザインなど
なんだか船のような変わったデザインです。 未来的フォルムとでも言うのでしょうか。 インテリア(置物)にはなるな。
SONY によると「Leaf shape (木の葉型) を採用したスタイリッシュなデザイン」とのこと。
サイズは私には大きいです。 しかし、スピーカから良い音を出すにはこの位の大きさは必要と理解します。
電源内蔵で、あの邪魔になる AC アダプタが不要なのが良いです。
接続端子
主な接続端子は後面にあります。
上部にある2つのミニジャックは左から [外部入力] [ヘッドホン] 端子です。
下部は飾りカバーに覆われています。
飾りカバーを外すと左から [LAN] [AC100V] [F 型 FM アンテナ] [AM ループアンテナ] 端子があります。
LAN 接続するには、有線なら [LAN] 端子を使い、無線なら IEEE801.11b/g の Wi-Fi 接続をします。 Wi-Fi 機能は内蔵されています。
操作パネルにはウォークマン接続用の [USB] [WM-PORT] 端子があります。
操作パネルとディスプレイ
操作パネルは前面にあります。 操作はこのパネルで行うかリモコンで行います。
ディスプレイは操作パネルより上にあるミラー状の平面パネル右側にあります。
ディスプレイの表示器はホワイトバックライトの LCD です。
CD 盤は写真の上側の細長いスリットに差し込むと、吸い込まれるようになっています。
インターネットラジオ機能
取扱説明書では「ミュージックサービス」と記述しており、いかにも SONY が運営しているサービスのような印象を受けますが、実は
vTuner
のインターネットラジオサービスそのものです。
SONY が vTuner 社と契約し、サービスしてもらっているが実際のところです。
vTuner では、いわゆるネット専門のインターネットラジオ局が聴け、加えて日本のコミュニティ FM 局のサイマル放送やアメリカの FM 放送も聴けます。 自宅に居ながら沖縄リゾートやハワイリゾート気分に浸れるのが嬉しい。
右の写真はインターネットラジオ放送局選択操作中の画面です。
カテゴリに [Editor's Pick] [Best of On Now] [Recently Played] [Local Stations] [Location] [Genre] [New Stations] [Popular Station] があります。
これらは将来変更される可能性があります。 vTuner のクラウド機能で表示しているので、vTuner 側でいつでも変更可能です。
キーワードによる放送局の検索方法がありません。 上記のカテゴリだけでは、1万を超える放送局の1つを探し出すのは至難の業です。
これはぜひ改善してほしいところです。
[放送局登録] ボタンを押すことで、インターネットラジオ放送局を20局までプリセットできます。
SONY 以外の製品にある vTuner ポータルサイトがありません。
これはぜひ改善してほしいところです。
vTuner ポータルサイトに製品を登録(リンク付け)すると、パソコンから vTuner ポータルサイトをアクセスし、インターネット放送局を検索してリモートで登録製品にプリセットできる、というサービスです。
SONY vTuner ポータルらしきサイト
が見つかりましたが、製品登録ができず、機能しませんでした。
レートが 128kbps 以上だと音質も良好です。 レートがこれ未満だと圧縮音声臭さで音楽には適しません。
当たり前ですが、ノイズは全くありません。 ある意味、FM/AM ラジオより良いです。
FM/AM 放送だとペチャクチャお喋りがほとんどで、音楽だけを聴きたい人には邪魔ですが、インターネットラジオ放送には CM みたいなものは滅多に入りません。
その他の機能(できること)
CD ドライブを内蔵しており、音楽 CD を聴けます。
音楽 CD を挿入時、
自動的に CDDB サーバへアクセスして曲名や演奏者などをディスプレイに表示
できます。 とっても素敵な機能です!
ウォークマンに録音する場合にもこの情報が自動的に付加されます。
この CDDB サーバ機能を使うにはインターネット接続していることが必須です。
FM/AM チューナを内蔵しており、FM/AM 放送を聴けます。
[WM-PORT] [USB] 端子を実装しており、ここにウォークマンを接続して音楽を聴けます。
再生可能形式は L-PCM/MP3/WMA/AAC/HE-AAC/ATRAC です。
[外部入力] 端子にアナログオーディオ信号を入力して音楽を聴けます。
フルデジタルアンプにはアナログ信号をそのまま入力できません。 [外部入力] 端子に入力したアナログ信号は ADC でデジタルに変換します。
アナログ入力感度の 高/低 を選択できます。
DLNA 対応の [NAS] に蓄積された音楽を聴けます。
再生可能形式は L-PCM/MP3/WMA/WAV/AAC です。
[CD] [FM/AM] [外部入力] から、本機に接続したウォークマンへ録音できます。
録音形式は常に MP3 で、128kbps/256kbps のレートが選択できます。
年月日時分を設定できる時計機能があります。
FM/AM 放送をタイマ録音(留守録)することができます。
ただし、タイマ設定は1組だけで、それも一度設定すると毎日同じ時間に録音が始まる、低機能のものです。
スリープタイマとウェイクアップタイマ機能もあります。
できないこと
[USB メモリ] はサポートしていません。
[USB] 端子に接続できるのはウォークマンだけです。
私が所有するウォークマン
SONY NW-E023F
は接続できるようですが ・・・
[USB メモリ] へは録音/再生いずれもできません。
インターネットラジオ放送は録音できません。
私はインターネットラジオはただ聴くだけで録音する気がないので全然問題ありませんが ・・・
評価
良いところ
気軽にインターネットラジオ放送を楽しめる。
音楽 CD に対して、CDDB サポートされていてお手軽。
DLNS NAS サーバから音楽を再生できる。
悪いところ
[USB] 端子があるのに、[USB メモリ] が使えない。
他社排除のための SONY のイジワル?
録音はウォークマンにしかできない。
ウォークマンを売りつけるための SONY の作戦?
動作がモッサリして遅いと感じることがあります。
特にインターネットラジオの選局操作で感じます。
音質
S-Master
フルデジタルアンプ採用により S/N が良く、余裕ある音の出かたです。 ただし、32bit DSP 処理によって、いかにも作ったというような音です。
低音も高音もほどよく出ており、セパレーションも良く、Hi-Fi 調に聴こえるので
BGM 用途としての満足度は高い
です。
この類のポータブルオーディオ装置は聴きやすければ良いのです。 誰もピュア Hi-Fi を期待していないでしょう。
初期化する方法
NAS-V5 を初期化して工場出荷状態に戻すには以下の操作をします。
本体の [■] [決定] [電源] ボタンの3つを同時に押すと初期化されます。
ラジオの放送局プリセットやタイマ設定、時計設定、ネットワーク設定などの設定情報が消えます。
仕様その他
取扱説明書
かんたん設定ガイド
NAS-V5 専用サポートサイト
プレスリリース
仕様は以下です。
[システム (ジュークボックス部)] は上位機種
NAS-V7M
で追加された機能で、NAS-V5 にはありません。
その他
CD 部 再生フォーマット
CD-DA (音楽 CD)
ウォークマンへの録音機能
あり (128kbps/256kbps)
FM/AM チューナ部 放送局プリセット
FM 20局/AM 10局
アンプ
デジタルアンプ
重低音再生
MEGA BASS
音質調整
サウンドエフェクト (5種類)
発売時期/定価
発売時期
2010年6月26日
定価
オープンプライス
(発売当初の実売価格は40,000円)