玄人志向 GW3.5AA-SUP3/MB をゲット!
2017年9月2日、
ハードオフ
さいたま上小町店で USB3.0 3.5" HDD ケースの
玄人志向 GW3.5AA-SUP3/MB
がの中古が税込1,080円でした。
付属品は [USB3.0 ケーブル] [スタンド] [AC アダプタ] です。
外観は新品同様の逸品でした。
最近、
Hitachi Touro Desk 1TB
の本体側 miniUSB 端子の接触が悪く、パソコンから切り離される障害が頻発しています。
このため、内蔵 1TB HDD をこちらに移植しようと思っての購入です。
しかも、Hitachi Touro Desk は USB2.0 でしたが、こちらのケースに移植すると USB3.0 にアップグレードできます。
組み立て方法
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以下は化粧箱に書かれているものですが、これで組み立て方法がバッチリ判ります。
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基本的にネジ6本で止めると完成です。
内部配線はありません。
使ってみました
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梨地マットブラックのアルミ筐体
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持った感触は冷ヤリして重量感があります。
質感があってイイです。
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梨地マットブラックはピアノブラックと違って手垢や指紋が付かなくてよいです。
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大きさはかなりコンパクトで設置場所に困りません。
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AC アダプタの型式は [GW3.5AA-P02]
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入力は AC100〜240V 50/60Hz 0.6A、出力は DC12V 2.0A です。
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DC プラグの仕様は 外径5.5mm / 内径2.1mm です。
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なんと!電源 LED は背面にある基板にチョコンと載っているだけですが ・・・
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電源表示は前面側です。
LED 〜 電源表示までには相当な距離がありますが、導光管などの機構はありません。
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これじゃ、光をうまく伝えられないのでは?と疑問でしたが、実際に使ってみると問題ありませんでした。
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高輝度 LED を使うことで、問題解決しているようです。
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組み立てて使ってみました
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Hitachi Touro Desk から移植した 1TB HDD が何の問題もなく USB3.0 で良好動作しました。
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miniUSB コネクタ接触不良による障害が解消できて満足です。
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ファンレスで静かです。
内部の熱はアルミ筐体を介して排熱します。
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パソコンの電源が入ると本機も自動的に ON になります。
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パソコンからのアクセスがあると HDD が回転し、しばらくアクセスがないと HDD の回転が止まります。
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このような汎用ケースはイイです
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完成品として販売されている USB HDD の作りは巧みで、分解するのが一苦労です。
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このような汎用ケースは分解・組立が容易です。
こういうケースも必要と思いました。
トラブル発生とその対策
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現象
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しばらく使い込んでから、おかしな現象に気付きました。
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10GB とか大きなファイルを書き込もうとすると、[セマフォがタイムアウトしました] という Windows10 のエラーメッセージが出るのです。
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このメッセージが出た後は、他の USB3.0 デバイスもデッドロックして、処理のキャンセルも何もできない状態になります。
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セマフォのタイムアウトとは、Windows10 のタスク処理が規定時間待っても終わらないことを意味します。
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ハード要因とすると、通信信号のハンドシェークが立ち切れになるということですから、様々な要因が考えられます。
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USB2.0 接続では正常に動作します。
でも、速い USB3.0 で使いたいよね。
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調査
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USB3.0 ケーブルを手持ちの色々のものと交換 ・・・ 現象変わらず
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試しに内蔵 HDD を交換 ・・・ 現象変わらず
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Dell Inspiron 3250
の USB3.0 ポートが悪いのか? ・・・ その他の USB3.0 デバイスは正常動作しているしなぁ〜、これじゃないだろう。
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電網で調べた ・・・ USB3.0/SATA ブリッジのファームウェアを入れ換えで直ったとあるぞ!
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コントローラ基板を確認すると
JMicron Technology JMS567
という USB3.0/SATA 6.0Gbps ブリッジが搭載されていました。
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基板に貼り付けてあるシールには [ATEC_69.02.00.01] [Q1701JMS567] と書いてありました。
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2017年1月製造、JMS567 使用、ファームウェア Ver. 69.02.00.01 を意味するのだろう。
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Ver. 69.02.00.01 は Windows10 との相性が悪いらしく、最新バージョンにアップデートすると改善されるらしい。
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対策
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Jmicron JMS-567 Firmware Version 138.01.00.01
をダウンロードしてファームウェアをアップデートしました。
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GW3.5AA-SUP3 をパソコンに接続し、上記のダウンロードファイルを解凍して出てくる exe ファイルを実行するだけです。
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ファームウェアは Ver. 69.02.00.01 → 138.01.00.01 になりました。
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ファームウェアが変わって、アクセスランプの動作も変わりました!?
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Ver. 69.02.00.01 では、HDD が回転している時は常時点灯、パソコンからアクセスがあった場合に点滅でした。
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Ver. 138.01.00.01 では、常時点灯はなくなり、パソコンからアクセスがあった場合のみ点滅となりました。
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私にとってはどちらでも構わない程度の変化です。
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確認のため、1TB 近くのファイルを連続して書き込んでみて、正常終了することを確認しました。
もう完全に良好になりました。
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考察その他
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GA3.5AA-SUP3 の仕様書には対応 OS は [Window XP/Visata/7/8/8.1] と書いてあり、Windows10 はサポート外です。
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従って、Windows10 で使う場合にファームウェアのアップデートが必要なんだろう。
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USB HDD 内蔵基板のファームウェアのアップデートができるのを初めて知りました。
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目からウロコです。
こういう動作改善方法があったんだ ・・・
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USB ケーブルや HDD を買い直す出費がなくなり、良かった!