Fujifilm FinePix 4900Z
Fujifilm FinePix 4900Z をゲット!
思わず Fujifilm FinePix 4900Z を永久貸し出しでゲットしました。 ほとんど使った形跡もなく、元箱から付属品まで一式あって欠品がなく、キズ等が全くない、新品同様状態でした。 64MB スマートメディアも本体に実装されていました。
スペック的には 1/1.7インチスーパーハニカム240万画素CCD(ハニカム処理で432万画素出力可能)、原色CCDフィルター、レンズは非球面レンズ2枚を採用した「スーパーEBCフジノン」、7群10枚全てのレンズに最高級マルチコーティング、35mmフィルム換算35〜210mm 6倍ズーム、F2.8〜3.1、ISO感度 125/200/400/800、マクロ10cm〜、ファンダーはEVF、ボディー外観はマグネシウム合金、レンズ鏡胴はアルミ素材を採用、ホットシュー搭載、となかなかのものです。
画素数的は基本240万画素なので全然期待していませんでしたが、試し撮りしてみると意外に意外、すごくイイ。 ハニカム処理の432万画素で撮影したにも関わらずノイズ感も少ない。 色乗りもイイ。 CCDが 1/1.7インチと大きいのが効いているようです。
一応どんな機種なのか電網検索してみました。
FinePix 4900Z のページ
なんと、定価128,000円(税抜)だったんだ!
発売日:2000年9月10日
ちょいと古いですが、今風の極小CCDデジカメより画質はイイ。 デジカメのこの数年の進化って、画質的には後退だったのでは???
さっそく試写!
2004年7月3日、4900Z の試写をしました。 場所は我が家からチャリンコで 10分くらいで行ける久伊豆神社です。 この神社は結構由緒正しい神社だそうです。 画質モードは2400×1800の432万画素出力/FINE、モードダイヤルは「P」位置のフルオート撮影です。
ISO125
F4
1/294s
f=48mm(35mmフィルム換算)
2004/07/03 09:52
ISO125
F2.8
1/64s
f=44mm(35mmフィルム換算)
2004/07/03 09:50
ISO125
F2.8
1/73s
f=48mm(35mmフィルム換算)
2004/07/03 09:53
ISO125
F2.8
1/42s
f=98mm(35mmフィルム換算)
2004/07/03 09:50
全体的に明るめの傾向があります。
発色は良いです。 多少、色が鮮やかに出過ぎることがあります。
4900Z のハニカム処理による 432万画素の画質は実用レベルです。 解像度も300万画素程度は十分あると思われます。
ISO感度を変化させてどこまが実用的画質か調べました
ISO感度とノイズの出方を検証してみました。
ホワイトバランス:オート, シャープネス:ノーマル, シャッター速度:1/415秒, 絞り:F5.6, 焦点距離:f=57mm(35mm換算値), 撮影:2004/06/27 13:50分頃
400万画素出力モード
ISO125
ISO200
ISO400
ISO800
200万画素出力モード
ISO125
ISO200
ISO400
ISO800
400万画素モードではISO125は実用範囲、それ以外のISOでは実用にはちょっと辛いと判りました。
200万画素モードではISO125/200は実用範囲と判りました。
マクロを試してみました
1600×1200ピクセル
ISO125, F5, 1/415s
f=82mm(35mm換算値)
2004/06/27 14:03
1600×1200ピクセル
ISO125, F3.6, 1/274s
f=82mm(35mm換算値)
2004/06/27 14:10
なかなかレンズの切れが良いと思います。
操作性
EVFファインダーなので、明るい場所でも良く見え、構図も決めやすいです。 やはりデジカメの特長を引き出すには EVF がいいです。 4900Z の EVF は画像が滑らかで見易いです。
マニュアルフォーカスで使う時はレンズ前面にあるピントリングを使います。 写真のように中央部を拡大表示する機能があります。 しかし、ピントのピークは判り辛いです。
4900Z のホーディング感はとってもイイです。 やはりボディーがマグネシウム合金でレンズボディがアルミなので、程よい質感があります。 触ってヒンヤリ感があります。 ボディーが金属だあるとCCDの発熱を逃がしやすいので熱ノイズにも有利です。 やはり、当時 FinePix の最上位機種だっただけのことはあります。
馴れの問題かもしれませんが、シャッターストロークが長い感じです。 半押しでは結構深く押す必要があります。
シャッターを押した時に「ピッ」という音がするだけです。 ちょっと寂しいです。 最近の機種のようにシャッターが切り終わるまで「カシャーン」という擬似音が出ないので、シャッターの切り終わりが判らないです。 ちゃんと撮れたかどうか大変不安になります。
ホールディングの良さからか 1/30秒とか 1/20秒でも手ブレしにくいようです。 試写した写真にはこのような遅めのシャッターシーンが何度もあったのですが、手ブレはかなり防げています。
64MB のスマートメディアで 432万画素/FINE で撮影したので、撮影枚数は36枚となります。 撮影中に失敗作を消去したり、撮影画像をチェックしながら使って、約40枚撮影しましたが、電池は何の問題もなく持ちました。
ドレスアップしました
Fujifilm AR-FX9
2004年7月2日、ソフマップ秋葉原11号店で純正レンズアダプタの極上品を見つけたので買いました。 新品は税込定価3,675円もしますが、見つけた品物は税込980円でした。 レンズアダプタを取り付けるとレンズボディが長くなるのでホールディング性がすごく良くなるのです。 注意してシャッターを切ると 1/30秒でも手ブレしなくなります。
HAKUBA MC LENS GUARD 55mm フィルター
AR-FX9 を装着するとフィルター径は55mmとなります。 そこでこのフィルターにしました。 2004年3月5日、
カメラのきむら
の「フォトフェスタ2004」会場で買ったものです。 定価2,200円ですが、半額セールで税込1,100円でした。
スポーツグラブ375 着せ替え式鏡胴カバー No.209
ドレスアップの極めつけです。 ちょうど AR-FX9 レンズアダプタとサイズが合います。 私は赤を使っています。 送料・税込680円ととっても親切価格です。
以上のドレスアップで、誰しも振り返るような素晴らしい外観になりました。 同じ使うなら気分良く使ったほうがイイです。
追加した小物
hama 55mm レンズキャップ
AR-FX9 を装着するとフィルター径は55mmとなり、レンズキャップに 4900Z 付属のものが使えなくなります。 そこで、このレンズキャップにしました。 ドイツ製の高級品です。 2004年6月26日にハードオフ越谷花田店で中古を税込み52円で買いました。
ナショナル PE-202S
自動調光ストロボで、ガイドナンバー20です。 2004年6月26日、ハードオフ越谷花田店でジャンク品として税込み1,050円で買いました。 4900Z はホットシューがあるのでこのような外部ストロボが使用できます。
購入時にフラッシュが光らないという致命的不具合があったのですが、ホットシュースイッチの接触不良と判明し自分で修理しました。
4900Z のレビュー記事
4900Z がアメリカなどでどう評価されているか興味があります。 以下のページにレビュー記事がありました。
Digital Photography Review: Fujifilm FinePix 4900Z
Stevens DigiCams: Fujifilm FinePix 4900Z
dpchallenge: Fujifilm FinePix 4900Z