I-O DATA EX-BCTX2 をゲット!
2018年1月17日、ネットワークテレビチューナのテレキング
I-O DATA EX-BCTX2
の優良中古を7,750円で購入しました。
EX-BCTX2 は2015年10月発売で、オープン価格ですが発売時の実売価格は2万5千円でした。
2017年製だったのですごく新しいです。
キズやスレが皆無の全くの新品同様でメチャ綺麗です。
付属品、外箱も完備です。
動作も良好です。
地上/BS/CS 放送対応で W チューナ仕様です。
HDD 非搭載ですが、USB3.0 ポートに接続した USB HDD や NAS に録画できます。
通常の HDD ビデオレコーダから HDD を非搭載にして
ネットワーク機能を搭載
したような製品です。
製品コンセプト ・・・ 従来の HDD レコーダとは全く違う
-
実は
テレビサーバ
なのです!
-
ネットワークメディアプレーヤで視聴や操作ができます。
-
HDMI 出力があってリモコンからも操作できるので、従来の HD レコーダ同様としても使用できます。
-
ネットワークメディアプレーヤとして利用できるマシンは ・・・
-
DTCP-IP
対応
DLNA
再生機能があるネットワークメディアプレーヤならそのまま使えます。
-
Android ベースの Smart TV Box では専用アプリを入れることで、その HDMI 端子とテレビをつないで視聴できます。
-
スマホやタブレット、パソコンでも専用アプリを入れることで視聴できます。
Android/iOS/Windows ならOK
-
更に ・・・
-
外付け USB HDD (最大 6TB) をつなぐことで HDD レコーダとしても機能します。
NAS でも構いません。
-
家庭内ではもちろんですが、外出先からでも番組予約や視聴ができます。
-
録画した番組をスマホやタブレットにコピーして、ローカル視聴できます。
ハードウェアの概要
-
操作ボタンや端子など
-
フロントパネル
-
[電源] ボタン、[電源] [録画] [予約] [リモート] ランプがあるだけです。
-
[リモート] ランプは「リモート接続待ち受け中」を示します。
EX-BCTX2 とリモート操作する端末がペアリングされていると点灯します。
-
リアパネル
-
[電源] コード、[mini B-CAS] スロット、[BS/CS] [地上デジタル] 入力 F 端子、[BS/CS] [地上デジタル] 出力 F 端子、[HDMI] [USB3.0] [LAN] 端子があります。
-
[LAN] 端子は 1000BASE-T 対応のギガポートです。
-
[mini B-CAS] スロットには付属の mini B-CAS カードを挿入します。
-
[地デジ] [BS/CS110] チューナを2基ずつ搭載した W チューナ仕様
-
時間の重なった2番組を同時に録画できす。
-
番組録画しながら HDD に入っている録画済ソースを再生することもできます。
-
HDD は 内蔵していません
-
リアパネルにある [USB3.0] 端子に USB HDD をつなぐと録画できます。
-
最大 6TB の USB HDD を接続できます。
最大8台まで登録可能。
ただし、同時に使えるのは1台だけです。
-
NAS を録画ストレージにすることもできます。
-
DLPA
対応 NAS なら、EX-BCTX2 を介さずともダイレクトに NAS から視聴することができます。
メディアプレーヤが対応している必要もあります。
-
ちなみに、USB HDD は EX-BCTX2 を介して視聴します。
EX-BCTX2 が DLPA2.0 に対応したメディアサーバとして動作していると思います。
設置しました
-
アンテナ線の接続
-
我が家では壁コンセントに 地デジ/BS/CS が混合されて1本で電波が来ています。
-
EX-BCTX2 は [地デジ] [BS/CS] 入力 F 端子の2本の電波入力が必要です。
-
普通には2分配器を使いますが、配線がゴチャゴチャします。
-
そこで、右のように [アンテナ線]→[地上デジ入力] / [地上デジ出力]→[BS/CS 入力] と配線しました。
-
赤色の線は、実際には F 端子付き同軸ケーブルです。
-
2分配器を使わなくとも、これで整合がとれます。
配線もスッキリします。
-
[地デジ出力]→[BS/CS 入力] は 10cm 同軸線と F プラグで自作しました。
-
ちなみに、[アンテナ線]→[BS/CS 入力] / [BS/CS 出力]→[地デジ入力] としたら、地デジが映りませんでした。
地デジの入出力はスルーだが、BS/CS の入出力 には HPF が入っていると思われます。
-
USB HDD の接続
-
2.5インチ・ポータブル USB3.0 HDD を接続しました。
-
消費電流が少ないのでバスパワー接続でき、配線がスッキリしました。
-
なお、HDD を初めて使う場合は EX-BCTX2 からフォーマットする必要があります。
既に入っていたデータが消失するので、ご注意!
-
LAN ケーブルの接続
-
[家庭内 LAN ルータ]〜[EX-BCTX2 LAN 端子] 間を LAN ケーブルで接続しました。
-
テレビ (モニタ) の接続
-
HDMI 端子を使ってテレビと接続しました。
HDMI 端子があればパソコンモニタでも構いません。
ネットワークメディアプレーヤの準備
-
ネットワークメディアプレーヤから EX-BCTX2 に接続して、テレビ放送や HDD に蓄積された録画番組を視聴することができます。
-
ネットワークメディアプレーヤから EX-BCTX2 を操作することもできます。
-
ネットワークメディアプレーヤには
DTCP-IP
対応
DLNA
再生機能が要求されます。
-
ネットワークメディアプレーヤとは結局のところ、アプリのことです。
厳密には違うが、一般的にはこう言ってよい。
-
[テレリモ] [テレプレ]
をインストールすれば、ネットワークメディアプレーヤとして完成します。
-
[Android] [iOS] [Windows] ベースの [テレリモ] [テレプレ] があります。
-
[テレリモ] が番組表アプリで、[テレプレ] が視聴アプリです。
-
[テレリモ] で見たい番組を選択すれば、[テレプレ] にシームレスに切り替わります。
アプリ使い分け意識不要。
-
[テレリモ] [テレプレ] を使うには EX-BCTX2 とのペアリングが必要です。
-
[テレリモ] を起動し、[チューナー]→[EX-BCTX2 を選択]→[登録]→[ペアリング] とします。
-
[テレプレ] を起動し、[リモート]→[EX-BCTX2 を選択]→[ペアリング] とします。
テレリモ&テレプレが動かない! ・・・ トラブルシューティング
-
以下のマシンにテレリモ&テレプレをインストールしてみました。
-
@ の結果
-
「ネットワークメディアプレーヤの準備」で記述した手順で何の問題もなく録画したコンテンツなどが視聴できました。
-
A の結果 ・・・ トラブルシュート
-
テレリモを立ち上げるとネットワーク上にある EX-BCTX2 を見つけられない。
-
@とAで何が違うのだろう? ・・・ @は Wi-Fi 接続、Aは有線 LAN 接続
-
まさかと思ったが、Aを
Wi-Fi 接続したら EX-BCTX2 が見つかる
ようになりました。
-
Wi-Fi 親機はブリッジモードで動いているので、本来なら Wi-Fi 接続しようが有線 LAN 接続しようがネットワーク的に何も変わらないはず???
-
ちなみにテレプレは有線 LAN 接続で動くので、テレリモのイジワルのような気がします。
こんな意味のないガードは外してほしい。
-
これでテレリモが使えるようになりましたが、テレリモから連携して起動されるテレプレが動いていない。
-
テレプレを単体で起動すると [USB デバッグが ON になっているため起動できません (エラーコード:001)] が出て立ち上がらない。
-
ハイハイということで、Aの設定メニューから
USB デバッグを OFF
にすると、このエラーは出なくなりました。
-
これはテレプレのイジワルです ・・・ デバッグされたら困るほどのアプリか。
こんな意味のないガードは外してほしい。
-
このエラーは出なくなりましたが、更なる次のエラーが出ました。
-
テレプレを単体で起動すると [システムに不整合な状態が検出されたため起動できません (エラーコード:000)] が出て立ち上がらない。
-
このメッセージを見ても何が悪いか判りません。
システム不整合って何だろう???
-
先人の教えを電網で検索すると
DRAGON (中華) タブレットと遊ぶ
にズバリのヒントがありました。
-
IO DATA の Q&A に [Android 端末の場合は、ROOT 化された端末の場合に本メッセージとなりご利用いただけません。] と記述が。
-
Aも中華端末なので購入時からデフォールトで root 化されています。
これがデファクトスタンダードなんですがね。
-
これはテレプレのイジワルです ・・・ システム不整合ではなくて、システム不正と書けよ。
こんな意味のないガードは外してほしい。
-
対処方法は
superSU
アプリをインストールして [設定]→[スーパーユーザを有効化] のチェックを外します。
-
これでもテレプレで同じエラーが出て立ち上がりません。
-
ちなみに [ShutDown] アプリが動作しなくなっているので root 化は一時的に機能停止しています。
なんで???
-
更なる次の対策が必要でした。
-
先人の教えを電網で検索すると
SuperSU で unroot が完了しない人へ
にズバリのヒントがありました。
-
アプリによっては root 権限だけでなく、root を補助するアプリの有無もチェックしているようです。
-
superSU で unroot 化してから、superSU そのものをアンインストールしたら、見事!テレプレが立ち上がりました。
-
これもテレプレのイジワルです。
こんな意味のないガードは外してほしい。
-
以上が判明するのに4日間もかかりました ・・・
もう疲れ果てました!
-
善良なる一般ユーザには対策が無理ですね。
-
こんなイジワルだらけの製品は、きっと I-O DATA サポート部署にワンサカ問い合わせが来て、対応が大変になっていると思います。
-
B の結果 ・・・ トラブルシュート
-
B は有線 LAN 接続しています。
-
デスクトップパソコンなら普通は有線 LAN 接続だと思います。
-
テレリモおよびテレプレいずれも認証できています。
-
テレリモは問題なく動いていますが、テレリモからの連携で起動されたテレプレの再生が開始前にタイムアウトします。
-
ですから、動きはほとんど正常であり、ストリーミング再生できないことだけが問題です。
-
Windows 版テレプレで視聴や再生ができないのですが?
にヒントがありました。
-
パソコンのディスプレイがアナログ RGB 接続だとテレプレが動かないとのこと ・・・ なんじゃこりゃ〜
-
IO DATA の Q&A には以下の記述があります。
-
テレプレを表示している画面(パソコンのディスプレイやテレビ)が、アナログ RGB 接続でないかご確認ください。
-
テレプレは視聴や再生でデジタル放送の映像を表示するため、HDCP 対応のディスプレイでないと表示することができず、エラーとなります。
-
パソコンのディスプレイは、HDCP 対応の DVI や HDMI で接続してください。
-
パソコンとディスプレイの接続を [アナログ RGB] から [HDMI] 接続にしてテレプレを試してみました。
-
やっと Windows 版テレプレが動作しました。
こんな意味のないガードは外してほしい。
使ってみました
-
外観など
-
ノッペリした超シンプルデザインで、良くも悪くもないです。
-
時刻やチャンネル表示という数字表示器がありません。
あるのは LED 表示だけです。
-
215(W)×43.9(H)×185(D) mm とかなりコンパクトで、置き場所に困りません。
-
電源内蔵
がポイント高いです。
あの邪魔っけな AC アダプタが不要なので設置が楽です。
-
EX-BCTX2 は
船井電機
の OEM 機という噂が ・・・
FUNAI Connect
というコンセプトが似ているアプリもあります。
-
通常の HDD ビデオレコーダと同様に使う ・・・ テレビと HDMI 接続/USB HDD を接続/リモコンで操作
-
[番組表] 表示はメジャーメーカ (日立や東芝など) に比べて圧倒的な高速で表示できます。
-
表示方法は近辺チャンネル並列表示、指定チャンネルだけを曜日順に一括表示など多彩です。
-
番組表はスクロールまたはページ送りができます。
また、サブメニューで表示方法を多彩に設定できます。
-
CM ごとにチャプターで区切られるため、
CM 飛ばしが超簡単
でストレスを感じません。
-
CM をスパッと一瞬に飛ばしてくれます。
見事です。
気持イイです。
スポンサーの企業には申し訳ありません。
-
リモコン操作のレスポンスは快速でイライラしません。
-
一般の HD レコーダの遥か上を行きます。
-
リモコンのボタン数は少ないですが、必要十分な操作ができます。
-
ネットワークメディアプレーヤから使う
-
Android ベースの Smart TV Box の
OTT TV BOX X-Player
に [テレリモ] [テレプレ] をインストールして居間の大型テレビで視聴してみました
-
大型テレビはタッチ操作できないので、無線マウスで操作しました。
X-Player を含め Android Smat TV Box のほとんどは無線マウスで操作できます。
-
当たり前ですが、スマホやタブレットならタッチ操作できます。
-
録画予約は、[テレリモ] の EPG 番組表から録画したい番組を選ぶだけです。
-
DR モード録画での HDD 再生画質はオリジナル放送を観ているのと全く変わりません。
良好です。
-
テレプレで視聴中に画面をタップすると、以下のようなプレーヤメニューが表示されます。
-
一般の HDD レコーダでのリモコンと同じような操作ができます。
画面から目を離すことなく直感的に判ります。
-
CM ごとにチャプターで区切られるため、CM 飛ばしが超簡単です。
下のKをクリックします。
-
問題はレスポンスが遅いこと!
-
例えば DR モード録画を再生している時に ・・・
-
30秒送りしようとJをクリックすると、[バッファリング中...] のメッセージが出て15秒も待たなければなりません。
-
10秒戻ししようとHをクリックすると、[バッファリング中...] のメッセージが出て15秒も待たなければなりません。
-
CM 飛ばしの時もKをクリックすると、[バッファリング中...] のメッセージが出て15秒も待たなければなりません。
-
最高画質の DR モードではストリーミングデータ量が多いのでやむを得ない気がします。
-
もっと低画質モードなら快適に使えるのかもしれません。
-
USB HDD に録画したコンテンツのムーブやダビングの話
-
EX-BCTX2 に USB HDD を最大8台まで登録できるが、同時に使えるのは1台だけ
-
従って、USB HDD → USB HDD へのムーブやダビングは不可能です。
-
USB HDD → NAS へのムーブやダビングが可能
-
NAS → USB HDD へはムーブしかできません。
-
DTCP-IP 対応機器との LAN ダビング (またはムーブ) はできるらしい
電網の情報です。
私はまだ検証していません。
-
その際に EX-BCTX2 画面には [●LAN ダビング] と表示されるらしい。
-
総合評価
-
受信感度や画質は良好です。
買って良かったと思いました。
-
録画するには HDD を外付けする必要があって面倒ですが、これは HDD を自由に選択できるメリットでもあります。
-
録画主体に使うなら EX-BCTX2 の W チューナで十分
-
録りたい番組が3つも重なるって、ほとんどないと思います。
-
EX-BCTX2 の本体設定をするには HDMI でモニタ接続が必須
-
一般の HD レコーダ同様に使う
-
何ら問題はなく、レスポンスも良いです。
お奨めできます。
-
ネットワークメディアプレーヤから使う
-
ネット視聴できるのが良いですが、操作のレスポンスが遅いです。
ネットワーク再生ですからレスポンスはやむを得ないです。
-
外出先からでもスマホで番組録画予約できるのは、非常に良いです。
-
大昔の VHS ビデオレコーダのようなメカ機構がないので、寿命も長いと思います。
-
今やビデオレコーダも Wi-Fi ルータや HUB のような完全電子機器になったのですね。
仕様その他
-
ドキュメント
-
ファームウェアをアップデートするには ・・・
-
リモコンから [ホーム]→[本体設定]→[本体設定]→[初回設定/その他]→[ソフトウェアの更新]→[ネットワークによる更新] と操作します。
-
レビュー記事
-
テクニカル情報
-
ルータのポート開放が必要なポート番号
-
仕様