aiwa ET-700 をゲット!
2008年3月23日、
HARD-OFF 越谷草加 BP 店
で発掘した aiwa ET-700 です。
税込525円でした。
映画
ET
(地球外生命 Extraterrestrial life) のようで形状が面白いと思いました。
よって映画公開の1982年以降の製品です。
私が購入したものは電源ケーブルに1988年のマーキングがあったので、1988年製造に間違いないです。
プライスリストに
「音量調節が効かず常に最大になっています。気をつけてください。」
と書かれていました。
修理
-
自宅に持ち帰って調べてみると、10kΩ A 2連ボリュームが完全に故障(断線状態)していました。
確かにボリュームツマミ回転で軽く回らないのです。
途中途中で引っかかる感じがあります。
これ以外に故障は見当たらず、これが原因です。
それにしてもボリュームの断線故障とは珍しい・・・
-
ボリュームの代品をアキバで探しました。
鈴商
で、形状は違うのですが、ツマミとの結合部の構造が同じ密閉型ミニチュア 5kΩ A 2連ボリュームがあったので購入しました。
税込200円でした。
密閉型なので塵埃には強いです。
-
ボリューム交換で良好動作になりました。
-
OA クリーナ&綿棒で全体を清掃して新品同様な輝きに戻りました。
-
修理のため分解して判ったのですが、パワーアンプ IC に
SANYO LA4500
を使っていました。
5.3W×2チャンネルの出力が出せるパワーアンプ IC です。
使ってみました
-
横幅は 280mm ありますから、アクティブスピーカとしては大きいです。
重さも結構あります。
-
MID-SIDE STEREO SPEAKER SYSTEM
と書かれています。
構造的に 3D システムです。
スピーカは左右+センターの3個です。
センターは中低音、左右は中高音用のスピーカです。
スピーカ部を分解してみると、左右のスピーカは小型密閉されており、センタースピーカはそれ以外の容量を与えられています。
スピーカ内にはちゃんとグラスウールが詰め込まれていました。
割と本格的なエンクロージャです。
スピーカも良さそうなユニットが使われていました。
-
構造的にアンプ内蔵スピーカシステムで、AC 電源内蔵です。
オートパワー OFF 機能があるので、オーディオ信号が30秒程度入力されないと電源 OFF になります。
-
[VOLUME] ツマミは音量調節、[WIDTH] ツマミは左右の音の広がりを調節します。
DSP によるオーディオ処理が施されているようです。
-
スピーカ部は上下方向に向きを変えることができます。
スピーカ部と本体部を結合させている金具で角度を固定できるようになっています。
この金具がマニアックです。
-
オーディオ入力は RCA ピンジャックです。
-
アンプがしっかりしており、余裕のある音が出ます。
一聴して Hi-Fi かのような音質で、なかなか良いです。
ラジカセの音より遥かに良いです。
DSL (Dynamic Super Linear) 回路という DSP 処理なので純粋 Hi-Fi ではありませんが、それでも音は良いと感じます。
低音は適度に出ており、高音も嫌味のない出かたです。
音作りに成功しています。
-
DSL による音の出かたはかなり自然で、違和感は感じません。
スピーカの幅より外側にフゥァ〜と音場が広がります。
-
デザインは良いです。
スピーカ+アンプのようなデザインで、ツマミの形状から精密なイメージがします。
-
聴きやすい音質、デザイン、機能で、なかなか優れた製品と思います!!!