クローンマシン

概要

  1. これまでコツコツ構築してきたシステムが何らかの障害や誤操作によって動作不能に陥ることがあります。

  2. もう1つの狙いは、[本番機] [予備機] [試験機] のハードウェア&ソフトウェアを全く同じにすることです。



システムバックアップを試みたが、成功せず ・・・

  1. / 以下のデータを tar コマンドで一括バックアップ → 別のマシンに tar コマンドで / 以下を復元

  2. MondoRescue でバックアップ/リストア

  3. 原因追及している時間もないし、とりあえず究極の低レベルな手段でクローンマシンを構築することにしました。



クローンマシン構築

  1. 究極の低レベルな手段とは ・・・

  2. KURO-DACHI/CLONE/U3 という HDD ハードデュプリケータを使いました。

  3. これでダメだったら他にどうしようもない、確実な手段です。



小細工が必要

  1. HDD は全くオリジナルと同じ状態にコピーできており、これをオリジナルマシンに搭載するなら問題なく動作します。

  2. 対策は eth1 を eth0 に定義し直すことです。

    手順 内容 備考
    1 ifconfig を実行して、ネットワークインターフェースが eth1 として認識されていることを確認します。
    # ifconfig -a
    
    HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx が MAC アドレスです。
    2 /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を参照し、NAME="eth0" と NAME="eth1" の2つ定義が存在していないか確認します。
    # cat /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
    
    →定義が1つなら、手順4に進みます。
     
    3 NAME="eth0" の行をコメントアウトし、NAME="eth1" の行を NAME="eth0" に変更します。
    # nano /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
    
    →手順5に進みます。
     
    4 /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules の ATTR{address}==" yy:yy:yy:yy:yy:yy " の部分を手順1の xx:xx:xx:xx:xx:xx に書き直します。
    # nano /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
    
     
    5 ifconfig を実行して、ネットワークインターフェースが eth0 として認識されていることを確認します。
    # ifconfig -a
    
    OK なら完了です。 必ず OK のはずですが、そうでなければもう一度見直すか、それ以外は解を持っていません。