良品計画 DTR-N5 をゲット!
2018年2月10日、
2nd STREET
三郷店で CD/SD 録再/ラジオの 良品計画 DTR-N5 のジャンク品が税込972円でした。
電網情報によると、2008年発売で、定価19,799円らしいです。
付属品は [AM ループアンテナ] [リモコン] [AC アダプタ] です。
購入品の製造年は2008年、製造番号は U8302398、製造元は三洋電機です。
プライスカードに
本体ボリューム調整出来ないです
とあったので、修理する楽しみを買いました。
リモコンでは音量調整できると読み取れる ・・・ 大した故障ではない。
少しは故障してくれていないと安く買えないしね。
それなりに綺麗な逸品だし、安いし、暇潰しにイイか!
状態チェック
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外観
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キズやスレがない綺麗な逸品です。
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薄い黄ばみはあるのかなぁ〜程度です。
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動作チェック
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本体のボタンでの操作は良好です。
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本体の [VOLUME] ツマミを回しても無反応です ・・・ これは故障です。
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リモコンからの操作は音量も含め全て良好です。
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LCD 表示器は動作良好です。
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CD は正常に再生します。
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SD カードへの録音/再生は良好です。
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FM/AM とも正常に受信できます。
感度も良いです。
修理
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【現象】 本体の [VOLUME] ツマミを回しても無反応
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[VOLUME] 用ロータリエンコーダの半田クラックか?
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ロータリエンコーダ端子のハンダ付けを補修 ・・・ 治らず、半田クラックではない。
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ロータリエンコーダ端子間に抵抗計をつなぎ、回してみてショート抵抗を測定してみた
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ショート時の抵抗が 200Ω 以上 ・・・ 正常なら1Ω以下のはずで、これが故障の原因と判明
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姑息な手段で修理
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ロータリエンコーダの軸から少量の無水アルコールを内部に浸透させ、軸をグルグル回した ・・・ 治った!!!
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ロータリエンコーダ内接点ブラシの清掃効果があります。
アルコールが多過ぎると軸のグリスも溶けるので要注意です。
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本来はロータリエンコーダ交換が正しいですが、これで治ったので良しとします。
お金もかけたくないないし ・・・
使ってみました
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デザイン
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ホワイト一色の良品計画らしいシンプルデザインです。
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CD ラジカセのカセットが SD カードに置き換わったような製品です。
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表示部はフロントサイドにあり、CD のカバーを兼ねています。
LCD 表示に橙色 LED バックライトです。
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フロントサイド左下には [PHONES] [LINE IN] 端子があります。
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フロントサイド右下には [SD カード] スロットがあります。
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大きさは 378(W)×159(H)×93(D)mm とホームラジオサイズです。
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特に奥行が 100mm 以下なのがありがたいです。
邪魔にならないサイズです。
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本体は 2.1kg と片手で持てる重さです。
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AC アダプタがトランス式で 548g (実測値) と重いです ・・・ イケマセンねぇ〜
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操作部はトップパネルにあります。
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このため、本機は目線より下側に設置する必要があります。
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[VOLUME] ノブと [CD ドアオープン] ボタン以外はタクトスイッチによる押しボタンとなっています。
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リモコンからも操作できます。
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[本体でしかできない操作] [リモコンでしかできない操作] があります。
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リアサイド
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左上側には AC アダプタと接続する [DC IN] 端子があります。
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AC アダプタ型式は SANYO AC-120150A で出力は DC12V 1,500mA です。
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DC プラグ形状は EIAJ #4 です。
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右上側には [FM 75Ω] [AM LOOP] アンテナ端子があります。
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中央にはキャリング用の窪みがあります。
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時刻設定
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時刻設定の方法
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電源 OFF とする。
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本体の [ENTER] ボタンを2秒以上押す。
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[VOLUME] ノブと [ENTER] ボタンで年月日時分を設定する。
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12時間表示/24時間表示の切替方法
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電源 OFF とする。
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本体の [>>|] ボタンを押しながら [CLOCK/TIMER] ボタンを押す。
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[■] ボタンを押すと、もとの表示に戻る。
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CD をセットするには
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[CD ドアオープン] ボタンを押して表示器兼フロントカバーを開けます。
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CD は縦にセットします。
CD が落ちないようベアリングのような金属玉で支えます。
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CD だけではなく CD-R も認識します。
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MP3 や WMA フォーマットなどで圧縮録音された CD は読み取れません。
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ラジオ機能
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PLL シンセサイザー方式でプリセットは FM 20局、AM 20局です。
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こんなにあっても使い切れません。
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しかも、本体からプリセットコールするには [FOLDER/PRESET] ボタンを押すしかなく、この際にプリセットメモリを順に +1 するだけなので、目的のプリセットコールまで時間がかかります。
リモコンでは10キーでダイレクトにプリセットコールできます。
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エリアバンド機能があり、住んでいる地域名をセットするだけで基本プリセット完了です。
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地域名は [札幌] [仙台] [東京] [名古屋] [大阪] [広島] [福岡] のいずれか1つを選択します。
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エリアバンド機能でプリセットした放送局は、周波数と放送局名が表示されます。
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マニュアルでプリセットした放送局は、周波数しか表示されず、放送局名を手動でも入力できません。
ここがダメですね〜〜
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本体にはロッドアンテナもバーアンテナも無いです。
外部アンテナ接続が必須です。
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FM には外部アンテナを、AM には付属のループアンテナを接続する必要があります。
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FM アンテナ端子のインピーダンスは75Ωですが、2ピン端子です。
ここは F 端子のほうがありがたかったです。
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SD カード録再機能
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本機には内蔵メモリがありません。
録再先は必ず SD カードになります。
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MP3/WMA/AAC フォーマットを再生可能です。
録音は MP3 だけです。
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MP3/WMA 再生時に
MP3 ID3 タグ
、WMA タグ、日本語(漢字)が表示可能です。
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CD の録音
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録音フォーマットは 96/128/192kbps の MP3 です。
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倍速で録音されますが、30分前後も無音で待つのはチト辛いです。
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ラジオの録音
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録音フォーマットは 128kbps の MP3 固定です。
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1週間に5番組までのラジオ番組を予約録音できる [ウィークリープログラムタイマ] を搭載しています。
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本体の [CLOCK/TIMER] ボタンを2回押すとタイマー設定メニューを表示します。
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タイマ起動時の動作に [再生] [録音] を選択できます。
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曜日設定に [1回だけ] [毎日] [日] [月] [火] [水] [木] [金] [土] の1つを選択できます。
従って、月〜金のような設定ができません。
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[LINE IN] からの録音
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録音フォーマットは 96/128/192kbps の MP3 です。
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評価
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操作性
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取扱説明書を読まなくてもすぐに使うことができます。
操作性は良好です。
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ラジオの感度
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AM の感度が非常に良い。
AM ラジオとしての大きな価値があります。
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FM については、我が家は強電界なので問題無く受信できており、感度はよく判りません。
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音質
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ラジオ並みの音質です。
ラジオも CD も MP3 も皆同じ音に聴こえます。
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もう少しメリハリの効いた音が出て欲しかった。
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その他
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お気軽にエアチェックやタイマー録音できるのがイイかも。
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外観は違うが、
KENWOOD CR-A7USB
と機能的にほぼ同じ
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発売時期より、CR-A7USB が兄貴で DTR-N5 が弟です。
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DTR-N5 は CR-A7USB の機能を若干省略したサブセットです。
以下の違いくらいなので、ほぼ問題ないでしょう。
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DTR-N5 では、CR-A7USB のフロントパネルにある USB 端子とマイク端子が省略されています。
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DTR-N5 では、CR-A7USB より SD カードへの録再フォーマットが限定的になっています。
PCM フォーマットが省略されています。
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DTR-N5 は今はなき SANYO 製です。
ということは、CR-A7USB も SANYO 製でしょう。
仕様その他
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ドキュメント
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仕様
その他 |
内容 |
発売開始時期 |
2008年 |
定価 |
19,799円 |