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ゾーンフォーカスにないピントを合わせる。
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DS−7は単焦点レンズでピント合わせは3ポイントとなっています。
そうすると、13〜45cmの空白距離があることになります。ところが、
この3ポイントの中間の位置にピント・レバーを設定しても構わないのです。
モニタの表示を見ながら、ピント・レバーをゆっくり動かすと13〜45cm
の距離にもバッチリ焦点を合わせられます。接近した物体を撮影するのに役に
立ちます。
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なお、絞りポイントについては、このようなテクニックは無効です。なぜダメ
かは試してみればすぐに判ります。
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各種電池の性能比較
左から
パナソニック長寿命アルカリ電池LR6(G)
ユピテルN600AA(Ni-Cd 600mAH)
日立NH-11AA(Ni-MH 1100mAH)
古河HR15/51(Ni-MH 1200mAH)
です。
左から
東芝TH-3A(Ni-MH 1300mAH)
REVEXダミー電池LN-3
ニコニカ・ダミー電池
です。
ダミー電池は充電器へ充電電池の代りに入れるもので、電池ではありません。
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DS−7は、ともかく電池の持ちが悪いです。普通のアルカリ電池では20枚
くらいの撮影で電池が昇天してしまいます。長寿命アルカリ電池(例えば、パ
ナソニックのLR6(G))でないと30枚近く撮影できません。試しにマンガン電
池を入れてみたら、数分で昇天しました。おそらく撮影時に数100mA以上
の電流が流れるのでしょう。
ともかく電源をもたせることと電池代節約ということで、1200mAHのニ
ッケル水素単3電池を使うことを考えてみます。この場合、通常の充電器(2
000円前後のものです。)を使うと電池の容量が大きいことから、充電時間
が16〜24時間かかるので実用的ではありません。
REVEX・QZ3という急速トリクル充電器・放電器(定価9800円)を
使ってみます。この充電器を使うと45分で充電できます。急速充電中は70
0mA以上の電流を流すので電池,充電器ともかなり発熱(手でさわってかな
り熱いので大丈夫かなと感じるくらいです。)します。
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ところで本当にどれくらい電池が持つのでしょう。実験してみました。1枚の
画像を撮るための平均構図決め時間2分と想定して試験条件を決めました。
<試験条件>
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REVEX・QZ3急速充電器で1時間充電した電池を使う。
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DS−7のパワーON後すぐにシャッターをきる。そして自動パワーOFFす
るまで放置する。(自動パワーOFF時間は2分です。)
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DS−7のモードダイヤルは標準撮影モードのままとする。
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バッテリ切れまで撮影し、それまでに写せた枚数をカウントする。
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周囲温度は24度で実施。
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使用した電池は新品のもので実施。
<結果>
メーカ |
種類 |
型式 |
容量(mAH) |
結果(枚) |
パナソニック |
長寿命アルカリ |
LR6(G) |
(非充電池) |
30 |
ユピテル |
Ni-Cd |
N600AA |
600 |
15 |
日立 |
Ni-MH |
NH-11AA |
1100 |
22 |
古河 |
Ni-MH |
HR15/51 |
1200 |
31 |
東芝 |
Ni-MH |
TH-3A |
1300 |
35 |
*960126:東芝TH-3Aを結果に加えました。
<考察>
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DS−7標準のSSFDCメモリ(2MB)1枚で記録できる画像枚数は30
枚なので「古河HR15/51」バッテリは実用的に使えそうです。
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「古河HR15/51」に比べ「日立NH-11AA」は結果が悪い。
容量から判断すると「日立NH-11AA」は28枚くらいであってほしい。
これにより、バッテリはメーカや製品により、たとえ同じ容量表示であっても
性能にバラツキがありそうと推測される。
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「ユピテルN600AA」は「古河HR15/51」と容量比較して、結果は相応である。
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充電池に1200mAH以上の物を使えば、長寿命アルカリ電池以上の性能が
出そうと言える。
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折りたたみ傘をに使う???
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折りたたみ傘の先端のネジこみ式キャップを外せば、DS−7の三脚ネジに傘
をネジ込むことができます。
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傘が手ブレを防ぐ一脚の代りに使えます。
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傘で自分の背より高い場所にDS−7を上げて撮影することができます。
なに。そんなことやってもどうしてシャッターを切るんだ?だって...
DS−7のセルフタイマーを使うんですよ!!!