DIATONE DS-14P
2003年8月17日、HARD OFF 越谷店で買った中古の DIATONE DS-14P です。 800円でした。 もうピュアオーディオ用の DIATONEスピーカーは買えない(製造を止めた。)ので貴重品です。 (新品定価は13,000円もします。)
評価
DIATONE という今はなきブランドにつられての購入ですが、残念ながら ACアダプタが欠品していました。 でも、外観は綺麗なのでどうしても欲しいと思った訳です。
DCジャックにセンタープラスでφ2.5のものが使われており、DC15Vと記入されていました。 アンプ部の出力は 7W+7W ですから、ザクッと
14W÷15V=約1A
ACアダプタには DC15V で 1A 以上のものを使えば良いことになります。
私のドラエモンのポッケをみてみると DC12V 2.4A のスイッチング型ACアダプタがあったので、これをつないでみました。
無事、電源が入りました。 電源LEDも点灯します。 でも、なぜか音が出ない!!!
スピーカを分解して調べてみました。 低周波増幅回路には JRC の 4558 のオーディオ用OPアンプが、サラウンドプロセッサに YAMAHA YSS247-D が、パワーアンプには三洋の LA4485 が使われていました。 なんと、このスピーカには DSPサラウンドプロセッサが内臓されていました。
音が出ない原因は LA4485 の 10PIN(MUTE) に電圧がかかってミューティング状態になっているからと判明しました。 電源に 15V ではなくて 12V を使ったことにより、電源ON時のポップノイズ除去回路が動作し放しとなっています。 そこでこの回路の定数を変えてやりました。(R41と並列に 270KΩの抵抗を追加した。)
これで音が出るようになりました。
ツマミ類は「POWER」「3D」「BASS」「VOLUME」があります。 「3D」ボタンを押すと、3Dサラウンド効果が出ますが、なんだか音のバランスが崩れて聴き辛いです。 音の定位が悪くなります。
オーディオ入力端子は INPUT1(RCA)、INPUT2(ミニジャック)があります。 オーディオ出力端子は OUTPUT(ミニジャック)があります。
かなりいじられた音で、純粋オーディオとはまるで違います。 DSP処理によって音質をコントロールしているようです。
DIATONE らしくない
と思います。 ですが、それなりの聴きやすい音が出ます。
スピーカユニットにはダイヤトーンユニットが使われていました。 マグネットもすごくデカイです。
ACアダプタを入手
欠品していた ACアダプタですが、アキバでちょうど良い代替品が見つかりました。 DC15V 1A の仕様で、DCプラグも DS-14P にピッタリ合います。
この ACアダプタは米国 COM21社の CATVケーブルモデム CP2100 に付属のものです。 中古品でモデムと ACアダプタのセットで 300円でした。 CP2100 は使わないので廃棄して ACアダプタだけを使います。
仕様
スピーカユニット
フルレンジ L.C.P振動板採用
スピーカインピーダンス
4Ω
スピーカ出力
7W×2(EIAJ)
サラウンド
3Dサラウンド機能搭載
寸法
106(W)×230(H)×150(D) mm
重量
1.4Kg(右スピーカ)/1.0Kg(左スピーカ)