Dell OptiPlex GX110 600S

Dell OptiPlex GX110 600S の中古品をゲット

2003年5月13日、アキバの TAO でかなり綺麗な中古パソコン本体 Dell OptiPlex GX110 600S があったので即買いしました。 15,000円でした。 CPUは Pentium III 600EB MHz です。
1999年11月1日に最小構成価格 198,800円で新発売されたマシンです。 サービスタグNo. から出荷日と保障契約を調べてみると、出荷日:2000年5月19日、オンサイト保証期間:3年、パーツ保証期間:3年 と表示されました。 すると、買ってから1週間はまだ保障期間だったようです!!!

当日、Dell OptiPlex GX110 の中古は3台展示されていました。 オールプラケースでキズはなく 非常に綺麗な逸品 でした。 皆さんはこの中だったらどれを買いますか?
賢明な私は最後の \15,000のものにしました。 これが一番バランスが良くてしかも安いと思いました。 (TAOの値付けは適当なんです。コンパックの Celeron-600MHz 64MB 20GBマシンも同じ15,000円ですから。Celeron より内臓フルスピードL2キャッシュ256KBの PentiumV のほうがイイですよね。)

前面パネルには CD-ROM とフロッピーがあります。
Dell OptiPlex GX110 と書いてあるメタルパネルが眩しい!!!

背面です。 コネクタは「シリアルポート×2個」「パラレルポート」「ビデオポート」「PS/2マウスコネクタ」「PS/2キーボードコネクタ」「USBポート×2個」「RJ-45ネットワークポート」でごく一般的なものです。 私的には シリアルポートが2個あるのがとっても嬉しい。 何と言っても測定器やROMライターなどのインタフェースとして RS-232C がないと話になりません。 最近のパソコンではシリアルポートが省略されているのが残念です。 この場合USBシリアルでつなぎますが、USBシリアルというコントローラ自体のハード信頼性が低いし、あとドライバーソフトがないと接続できないのでこれの信頼性にも問題あります。



カバーを開けてみました

マシン本体にサービスシールが貼ってあり、ここに Service Tag と Express Service Code が記載されています。 このキーを使用して サポートサイト にログインすると、そのものズバリのサポート情報が表示されます。 早速、BIOSを最新版にアップしました。 Dellはサポート情報が全てウェブで参照できるのがとってもイイです。 中古愛好者にとってもやさしい Dellさんです。

早速、マニュアルを参照してカバーを開けてみました。 ドライバー(ネジ回し)は全く不要で、カパッと簡単にオープンできました。 スロットタイプのCPUと SDRAM 128MB DIMM が2枚が実装されていました。 第三者が勝手にカバーを開けたことを検出するセキュリティスイッチもありました。

作りは抜群ですね。

チップセットは intel 810E です。 かなり良い部類のチップセットです。
 

ネットワークコントローラは 3Com Fast Etherlink 10/100 PCI がオンボード搭載されています。


ディスクコントローラは BUS Master 方式の Ultara ATA/66 仕様です。

グラフィックは intel 810E 搭載の intel 3Dグラフィックスコントローラ (Direct AGP対応 / 4MB VRAM)を使っています。 外部AGPスロットはありませんが、このコントローラの性能は比較的良いほうなので問題はないです。

CD-ROMは24倍速 です。 24倍速あれば何にも困りません。

大きな放熱器が見えますが、これがCPUです。 手前には 168pin DIMM スロットに 128MBのメモリが2枚実装されています。

CPUは Pentium III 600EB MHz 4種類ある Pen3-600MHz で一番性能の良いものです。

FSBが133MHzと内臓フルスピードL2キャッシュ256KBということで、 ベンチマークテスト も悪くないです。 少なくともセレロンの800MHzクラスよりは速いです。 実際、Vine Linux で操作していてモタモタすることはないです。

さすがユーザ指定による細かい仕様で製作するメーカらしく、HDDやCD-ROMなどの交換はパチンパチンとリリースタブをいじるだけで出来てしまいます。 メンテナンス性はかなりイイです。

内部の写真で緑色のプラスティック部分がリリースタブです。



サウンドボードを追加しました

15,000円で買ったマシンに高価なサウンドボードは似合わないなぁ・・・と思っていたところ、2003年5月23日、たまたま通ったアキバのリサイクルパソコン屋にこのボードがありました。 新品で値段はなんと!たったの580円です。 それも 4ch 仕様なんです。

ボードメーカは不明ですが、型式は DS90 となっていました。 コネクタは上から「Rear Out」「Line In」「Mic In」「Line Out」「Game Port(15P)」です。 ボード右には「CD-In」コネクタがあります。

サウンドチップは 台湾 C-Media Electronics の CMI8738 です。 中国語の取扱説明書が添付されていましたが、ボードの絵も違うし何か間違って添付されている感じです。

サウンドが出るようになるとCDの音も出したくなるものです。 2003年5月30日、アキバの あぷあぷ でこのケーブルを買いました。 なんと!たったの30円でした。 もちろん、何の問題もなく接続でき、CD音楽を楽しんでいます。



Dell OptiPlex GX110 専用の縦置きスタンド

これ、ありそうでなかなかないのです。

2003年7月11日、音部さんのジャンクショップへ行ったらたまたまありました。 どうしても欲しいということで、現品から外して無理矢理買いました。 私が勝手に値段を付けてイイというので、税込み500円だけ払いました。

知り合いにジャンク屋さんが多いとこういうのはどうでもなるのです。

縦置きスタンドを本体にセットすると、この写真のようになります。

少し斜め上方を向くようになり、机の下に置いても扱いやすくなります。 もちろん、専用スタンドですから、縦置きでも安定するようになりました。



マザーボード交換

Dell OptiPlex GX110 600S の調子が悪くなりました。 現象として、電源ONからしばらくは何の問題もないが、そのうち画面が写らなくなるのです。 TFTモニタには「サポート外のビデオ信号です」という旨の表示が出ます。 現象的に H-sync か V-sync の信号が出なくなるのだろうと思われます。



あとがき

現在、私の部屋にはAT互換機だけで6台のマシンが並んでいます。 これに MAC や PC98 を加えると10台を超えます。 全て異なる目的でOSや設定内容を変えてあります。 これだけマシンが並んでいるのは、個人として少し多い台数かもしれない。 それぞれ思い入れのあるマシンですから、機械にも温もりを感じます。