OMRON POWLI BX35XFV
マイクロUPS導入の理由
おうちインターネットサーバーの WEBくんが2003年1月29日〜2月1日夕方までダウンしていました。 原因は不意の停電によるCFメモリクラッシュです。
初めのうちはお遊びでADSL回線内にインターネットサーバーを立てていましたが、それがだんだん重要性が上がってきて、今やダウンが許されなくなりつつあります。 そこで、重い腰を上げて、やっとマイクロUPSを導入することにしました。
せいぜい消費電力が5W程度のサーバーを停電の瞬停から救おうとすると、必要UPSはせいぜい50VA程度のもので良いです。 電網探索したのですが、50VAという極小容量マイクロUPSって製品として世の中にないのですね。 (一般に500VA以下のUPSはマイクロUPSというみたいです。)
これが
OMRON POWLI BX35XFV
です。
2003年2月4日、ヨドバシカメラ上野店で14,800円(ポイント18%)でした。 定価は20,800円です。
WEBくんだけでは容量が余り過ぎるので、ADSLモデム(Y!BBトリオモデム)とスイッチングHUBも一緒にUPS電源化します。 これで、停電があっても「おうちインターネットサーバー」は動作し続けるはずです。
OMRON POWLI BX35XFV で おうちインターネットサーバーの無停電化が完了しました
BX35XFVは「常時商用給電」の安物です。 停電があったらリレーにて10m秒以内にバックアップ電源に切り替わります。 10m秒というと、50Hzの半サイクルに相当します。 バックアップ電源切り替え時に半サイクルが欠ける計算になります。 コンピュータでは数サイクル程度の電源波形欠落で停電検出しているものが多いので、十分使い物になるはずです。
模擬停電実験をやってみました。 電源バックアップしているのは
WEBくん 最大 6W Y!BBトリオモデム 推定15W corega SW-4PHG(SW-HUB) 最大10W
です。 合計最大31W(実際値は20Wくらい)を250VA(210W)のマイクロUPSでバックアップするので、たぶん1時間以上持つと思います。 普通はこんなに長時間の停電はないと思うのでバッチリです。 実験結果も良好でした。
この POWLI BX35XFシリーズには
BX35XFV(定価20,800円) BX35XFS(定価19,800円)
の2機種があります。 違いは
BX35XFVには「電源監視&シャットダウンサポートソフト+RS-232Cケーブル」(定価4,000円)が標準添付。BX35XFSには添付なし。
BX35XFSのバッテリは標準タイプで期待寿命2〜3年。
BX35XFVのバッテリは長寿命タイプで期待寿命5年。
です。 定価で1,000円しか変わらなくてこの大きな違いは詐欺ですよね。 当然、私は BX35XFV を購入しました。
BX35XFVはUPSにしてはかなりコンパクトです。 厚さ45mmの薄型で、ブックシェルフ型パソコンの半分くらいの大きさ・容積です。 この上に WEBくんとスイッチングHUB を乗せて使っています。
BX35XFVは保証期間が3年で安心です。
電源監視&シャットダウンサポートソフト
POWLI BX35XFV に標準添付の「電源監視&シャットダウンサポートソフト」を立ち上げてみました。
マイクロUPSとパソコンとは添付のRS-232Cケーブルで接続します。
監視&操作はこのRS-232Cで接続したパソコンからダイレクトにやる方法とLAN接続を介してやる方法のいずれでもできるようです。 なかなかイイです。
入力電圧、出力電圧、入力周波数、接続容量、バッテリー容量が常時表示されます。 この表示なかなかイイです。 我が家では接続容量は10%と表示されました。 メチャメチャ軽い負荷です。 停電時でも1時間以上サーバーが動作し続ける計算になります。
スケジュール運転ができます。
シャットダウン、バックアップ電源自己診断、ブザーテストができます。
ログをメールにて配信する機能もあります。
これだったら 4,000円の価値はあると思います。