ぷららフォン for フレッツ

ぷららフォン for フレッツ

「ぷららフォン for フレッツ」を使ってみました

まずは、「ぷららフォン for フレッツ」が2003年12月1日に開通して良かったです。・・・と言うのは、IP電話番号対応の電話帳が世の中にある訳でもなく、電話番号のPRが難しいです。ちょうどこの時期は年賀状印刷の時期なので、この年賀状にIP電話番号を掲載することができます。まさに親しい友人にIP電話番号をPRするグッドタイミングです。
Web Caster V100 は 2route（plala のダブルルート契約で確保した IIJ バックボーン）で PPPoE接続して IP電話とインターネットサーバーに使っています。「ぷららフォン for フレッツ」は別に plala そのものに接続しなくても、問題なく使えるようです。
TEL-NTT と TEL-IP の2つの電話機をつないでいます。
IP電話中でも TEL-NTT により、メタル回線を通じてもう1回線電話ですることができます。電話回線を2本持ったのと全く同じです。
TEL-IP から TEL-NTT に電話したら、
ちゃんとコール音が鳴ってつながりました。私1人で電話の試験ができました。音質はなかなかグッドです。普通の電話の品質と変わりませんでした。音声の遅延もほとんど感じないです。
IP電話には公衆電話からでもかけられます。
公衆電話からIP電話番号へかけると全国一律19秒／10円です。公衆電話料金表によると、40Km以上離れた通話だとIP電話のほうが安くなります。感覚的に隣県からは素直にNTT電話番号にして、それ以上離れた県からは IP電話番号にかけると良いです。例として埼玉県越谷市へかける場合、東京都からは NTT電話番号で、横浜からは IP電話番号とすると良いです。
Asahi-net でBフレッツ接続をしている方に IP電話してして音質を確認してみました。
相手もIP電話なので、IP電話番号でダイヤルしました。 IP電話→IP電話ではコール音が聞こえるまでに少し時間がかかるようです。音量が NTT電話より大きく明瞭度も良い感じです。高域が割と出ているのでしょう。何ら問題ありませんでした。遅延もエコーも全く感じません。通話料金も無料でした。
ワイフに使ってもらっています。
BBフォン（Yahoo!BB の IP電話サービス）の時と違って（ADSLの接続性の不安定さからくる）突然のブチ切れもなく、「普通の電話と変わらないね。」と評価を受けました。ワイフにとって電話は命の次に大切なものらしく、この評価をいただかないと我が家では FTTH 料金の支払いに支障をきたします。
IP電話に外からかけると電話のチェックになるので、
最近では帰宅電話はわざわざ公衆電話からIP電話番号へかけています。音質・遅延などをチェックするのが楽しいです！！！

「ぷららフォン for フレッツ」の通話明細

「ぷららフォン for フレッツ」ではウェブで通話明細を表示する機能があります。最大2時間遅れですが、このように表示されます。
この例は我が家の通話明細です。 8円で終わっているのは私です。 100円以上は全てワイフです。男と女の電話の使い方の違いがハッキリ判りますね！！！
この通話明細から判るように、同一市内も遠距離電話も全て 8円/3分です。
項番8の通話は Asahi-net の IP電話へのものです。このように、plala とは無料で通話できます。これ、画期的ですね！！！

IP電話の裏技

ナンバーディスプレイが使えた！
- 我が家ではナンバーディスプレイ契約をしていません。 こんなものは無料が当然で、お金を払ってまでサービスを受けるものではないと言う信念からです。
- ところで、Web Caster V100 の設定画面には「利用中電話サービス－ナンバーディスプレイ：あり／なし」があります。また、使っている電話機にもナンバーディスプレイ設定があり「番号表示：する／しない」を設定できます。設定があるとどうして試してみたくなります。
```
・Web Caster V100 の設定を「ナンバーディスプレイ：あり」
・電話機の設定を「番号表示：する」
```
  と変更して実験してみました。
```
実験1：NTT電話よりIP電話番号へ電話
結果1：電話機に（NTTの）発信電話番号が表示された

実験2：携帯電話よりNTT電話番号へ電話
結果2：電話機に発信電話番号は表示されなかった
```
- 以上の結果より、以下のことが予想されます。
  1. ナンバーディスプレイ契約のあり／なしに関わらず、IP電話番号で着信した場合は、発信電話番号が表示される。
  2. ナンバーディスプレイ契約なしでは、NTT電話番号で着信した場合は、発信電話番号が表示されない。
- 2 は至極当然ですが、1 は重大な発見です。 NTT電話よりIP電話のほうがサービスレベルが上だと言うことです。基本料や通話料の安いIP電話のほうが機能的には優れているということになります。
電話番号の後に「#」を付ける
- IP電話発信を少しでも速くしようと思ったら、電話番号の後に「#」を付ければよいみたいです。 Web Caster V100 がちゃんと処理しています。 これって、昔使っていたISDNみたいだなぁ～！
契約 NTT 電話回線がパルス式ダイヤルでも V100 を通すとプッシュ式電話機が使えるか？
- Web Caster V100 にはプッシュ式電話機とパルス式電話機のどちらでも接続することができます。そうすると、NTT 回線にオプション契約しているプッシュホン契約を解除してパルス式に戻しても、V100 を介してダイヤルするのであれば、プッシュ式電話機がそのまま使えるのでは？　もし、そうであれば月390円もかかるプッシュホン契約を解除できて節約になります。
  ・・・実験してみました。
- Web Caster V100 は NTT 回線がパルスでもトーンでも（IP電話するための機械なので）関係ないはずです。ところが、実験してみたら以下の結果になりました。
  - V100 を PB に固定
    - 電話機をトーンモードにしてダイヤル発信・・・ＯＫ
    - 電話機をパルスモードにしてダイヤル発信・・・ＯＫ
  - V100 を DP に固定
    - 電話機をトーンモードにしてダイヤル発信・・・ＮＧ
    - 電話機をパルスモードにしてダイヤル発信・・・ＯＫ
- ありゃ！？！？
  V100 は NTT 回線がプッシュホン契約だと電話機がトーンでもパルスでもダイヤルを受け付けるのに、NTT 回線がパルスだと電話機もパルスしかダイヤルを受け付けないようです。結果として、プッシュ式電話機を使いたければ NTT 回線もプッシュホン契約しなくてはならないようです。 NTT の陰謀かもしれません。毎月の390円が勿体無い！！！