YAMAHA TX-100

YAMAHA TX-100 をゲット!

2011年2月8日、私のチューナーページのファンの T さんから YAMAHA TX-100 の寄贈を受けました。

寄贈者のコメントは以下です。



状況チェック

  1. 外観

  2. FM 受信

  3. AM 受信

  4. TV (VHF/UHF) 受信



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良いです。 電源トランスはかなり小さいです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンドは4連バリキャップ方式です。 汎用パック化されているので詳細不明です。 OSC コイルはロウで固定化されているので、調整困難です。

  3. FM IF 部は以下の構成です。 [LA1266] のクォードラチュア検波部で同調点検出します。


  4. FM 検波部は 広帯域レシオ検波で、検波歪を補正する回路が組み込まれています。

  5. FM MPX 部は SANYO LA3401 を使った PLL MPX です。 セパレーション調整ボリュームは1個で左右共通です。

  6. AM 受信部は SANYO LA1266 で全てを行っています。 2連バリキャップのフロントエンド構成でごく普通です。

  7. PLL 制御は SANYO LC7218 で行っています。

  8. TV MPX は SANYO LA3805 です。

  9. MCU は SANYO LC6520H です。

  10. メモリバックアップは基板の最前面中央やや右にあるゴールドキャパシタ 4.7F 5.5V です。

  11. 緑色の電解コンデンサはニチコン MUSE で、これでほぼ統一されており、かなりの数を使用しています。 音質面で期待できます。

  12. 使っている部品のロット番号より、本機は1993年製造品と判りました。



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 電圧チェック

  2. FM 受信部の調整

  3. AM 受信部の調整

  4. 再調整結果



使ってみました

  1. デザイン

  2. 操作性

  3. 受信性能

  4. 評価



仕様その他

  1. 取扱説明書

  2. 仕様は以下です。

    チューナー部  
    受信周波数 VHF:1〜12ch
    UHF:13〜62ch
    FM:76.0〜90.0MHz
    AM:531〜1611kHz
    実用感度 VHF:3uV
    UHF:20uV
    FM:0.9uV (10.3dB/75Ω)
    実効選択度 FM:65dB (400kHz)
    S/N 比 VHF:68dB
    UHF:60dB
    FM:mono 92dB / stereo 86dB
    AM:50dB
    ステレオセパレーション FM:60dB
    総合  
    電源電圧 AC100V, 50/60Hz
    消費電力 10W
    外形寸法 435(W)×76(H)×320(D)mm
    重量 3.4kg
    その他  
    発売時期 1990年
    定価 39,800円