SONY ST-S222ESA

SONY ST-S222ESA をゲット!

2008年10月27日、私のチューナーページのファンから SONY ST-S222ESA の寄贈を受けました。

フロンパネルのアルミ厚が 3mm あるところが ES シリーズなんだろうと思います。

早速、チェックしてみました。

  1. 外観


  2. 動作


  3. 調整前の音質評価




カバーを開けてみました

  1. 中身はこれだけです。 本当に ES シリーズなのかなぁ? 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. 天板カバーの剛性は KENWOOD のチューナーより遥かにマシです。 天板カバーにはサイドウッドが取り付けられる加工がしてあります。

  3. 底板部に点検蓋がありませんが、基板が小さいのでメンテナンスはなんとかなります。

  4. フロントエンドは FM/TV 共用でアルプス製の汎用品です。 3連バリキャップ方式です。 [シングル同調]→[FET]→[シングル同調]→[FET ミクサ]←[OSC 同調] の構成です。 同調回路はトラッキング調整できない構成です。

  5. FM IF 部はユニフェーズ CF×3個使用しています。

  6. FM 検波部は SANYO LA1235 を使ったクォードラチュア検波です。

  7. FM MPX 部は優秀な SONY CXA1064 を使用しており、セパレーション調整は左右別々に調整できます。 CXA1064 は SANYO LA3450 と同じです。

  8. AM 部は SANYO LA1245 で全てを構成します。 AM フロントエンドは2連バリキャップ構成です。 同調回路はトラッキング調整ができない構成です。

  9. 使用している IC のロット番号より1993年製造品と判明しました。 電源ケーブルの製造マーキングも1993年でした。



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM フロントエンドの調整

  2. FM クォードラチュア検波部の調整

  3. FM MPX 部の調整

  4. FM 各種レベルの調整

  5. AM 部の調整

  6. 再調整結果



使ってみました



レベルメータ



仕様