Aurex ST-F15K

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早速、動作チェック



カバーを開けてみました

  1. 小型にするため、小さい基板にギッシリ部品が乗っています。 基板は二階建て構造で、一階基板はチューナー回路+MPU 回路で、二階基板は表示器+表示回路です。 写真は上部カバーを半開けして撮影しています。 写真の上1/5くらいが上部カバーです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. ステーションメモリボタンの部分のスイッチは(リモコンで使っているような)ラバースイッチでした。 これなら接触不良は発生しにくいです。

  3. FM フロントエンド部は5連バリキャップ方式です。 以下の構成です。
    [アンテナ]→[シングル同調]→[Dual Gate MOS FET]→[トリプル同調]→[ミクサー Dual Gate MOS FET]←[OSC 同調]
    Dual Gate MOS FET は 3SK73 です。 同調回路はトラッキング調整できる構成です。 素晴らしい構成です。

  4. IF 部は以下の構成です。 CF(セラミックフィルタ)にはユニフェーズ型を使っています。 良い構成です。
    [フロントエンド]→[トランジスタ]→[CF]→[CF]→[トランジスタ]→[CF]→[HA11225]

  5. FM 検波は HA11225 による Quadrature Detector となっています。 IF 周波数からダイレクト検波します。 ごく普通の構成です。

  6. FM ステレオ分離は TA7624P で行っており、PLL MPX です。 ごく普通の構成です。

  7. 使用 IC のロット番号より判断すると、本機は1978年製のようです。 IC は以下の5個だけでした。




リペア



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  



使ってみました



レベルメータ



操作方法



仕様