Kenwood KT-V880(2号機)をゲット!
2011年7月18日、私のチューナーページファンの神奈川県の K さんから PLL シンセサイザー FM/AM チューナー
Kenwood KT-V880
の寄贈を受けました。
寄贈者のコメントは以下です。
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TV の地上アナログ放送終了前にリタイアさせたものです。
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前面パネルのアクリル板は、本来、上下均等な隙間にて取り付けられているべきところ、積年の寄る年波のせいか下側にズレてしまい上側だけに隙間があくようになってしまいました。
そのため、ボロ隠しにビデオテープのケースの廃材を細く切って作った黒色モールを、両面テープで接着して穴埋めしております。
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底板の脚×4個がありません。
状態チェック
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外観
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天板とフロントパネルに針で突いたような小さなハゲやキズがありますが、補修塗りで判らなくなる程度です。
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天板に汚れはありますが、クリーニングで回復可能な程度です。
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フロント表示部のアクリル板がズリ落ちしています。
両面テープの接着性が弱くなっているようです。
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底板にあるはずの4本の脚が取り去られています。
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動作
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FM 受信は問題ないです。
ステレオにもなります。
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AM 受信は問題ないです。
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FL 管の輝度は十分です。
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ボタンなどの操作は良好です。
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プリセットメモリの記憶保持は良好です。
リペア
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修理
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フロントパネルのアクリル板落ちは、外して再取り付けで修理完了。
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足りない脚は手持ちの KT-V880 純正脚を取り付けし修理完了。
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オーディオ出力端子で半田クラックあり。
補修半田で修理完了
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クリーニング
再調整結果
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調整の仕方は
KT-V880 (1号機)
のページの記載通りです。
従って、ここでは調整結果だけを掲載します。
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クォードラチュア検波にも関わらず、数値は良好です。
項目 |
IF BAND |
L |
R |
単位 |
ステレオセパレーション |
WIDE |
51 |
52 |
dB |
ステレオセパレーション |
NARROW |
29 |
28 |
dB |
パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
-70 |
-70 |
dB |
オーディオ出力レベル偏差 (MONO) |
WIDE |
0 |
0 |
dB |
使ってみました
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感度は申し分ありません。
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クォードラチュア検波らしいソフトな音です。