Hantek DSO2D15 をゲット!
最新の2000シリーズ
デジタルオシロスコープの
Hantek DSO2D15
です。
AliExpress
で
送料込22,915円
でした。
2020年12月15日に発注して12月29日に届きました。
ちょうど2週間、税関で課税されなかったので消費税なし。
2020年末に情報収集した時は [中国国内モデル] ということでしたが、2021年1月2日に再度確認したら [グローバルモデル] に昇格していました。
世界各国の言語に対応しています。
操作ガイドは日本語に設定可能
です。
帯域 150MHz、サンプリング 1GS/s
なので、FM チューナの波形観測に役立ちそうです。
使ってみました
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デザインなど
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測定器らしい操作性重視のデザイン
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グレー調のフロントパネルが測定器としては珍しい色なので気に入りました。
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ツマミやボタンは直感でイメージし易い配置になっています。
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収納式の [キャリングハンドル] [傾斜設置脚] があって便利です。
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しっかりした作りで、とても2万3千円とは思えません。
無駄なラバー塗装が無いのもポイント高い。
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7インチ TFT カラー液晶パネル
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解像度は 800×480 ピクセルです。
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明るく、視野性やコントラストが良く、非常に見やすいです。
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318(W)×150(H)×140(D)mm / 2.9kg と軽量コンパクト
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製品写真でイメージしていたよりずっとコンパクトと感じます。
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机の上に測定対象の機器と一緒に置けるので助かります。
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付属品付きでオールインワン
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付属品は [プローブ×1本] [BNC〜ミノムシクリップ ケーブル×2本] [USB ケーブル] [電源ケーブル] [CD-ROM] [保証書] [合格証] です。
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プローブは2本にして欲しかったです。
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取扱説明書が付属していませんでしたが、
Hantek DSO2D15
から英語か中国語の pdf マニュアルがダウンロードできます。
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プローブは 150MHz レンジです。
プローブは高価ですから ・・・
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CD-ROM には、[DigitalScope] [WaveEditor] ソフトが入っていました。
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機能や操作
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帯域 150MHz でサンプリングレート 1GS/s なので活用できる場面は多い
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テクトロ
に比べるとオモチャかもしれませんが、値段が値段なので納得です。
テクトロだと20万円以上、その1/10なのよ!
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DSO2D15 はシリーズ中の最高位機種で、AFG (Arbitary Function Generator) 搭載です。
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基本的に DSO
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入力した電気信号を A/D 変換しメモリに記憶してから再生します。
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2つのカーソルを使って電圧&時間を計測&数値表示できます。
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FFT アナライズができます。
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カラー表示できるので各種情報表示が見やすく、波形もチャンネルごとに色が違い見誤ることがないです。
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画面表示用とは別に波形メモリが4個あるので、波形比較などに使えます。
チャンネルイメージで保存できます。
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波形画像や情報を USB でパソコンに取り込めます。
パソコンにリアルタイム表示も可能です。
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従来のブラウン管式オシロスコープと比べての優位点
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電源 ON してから20秒で使用可能です。
ブラウン管式は数分かかります。
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カラー表示です。
測定器用ブラウン管はモノクロ表示です。
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液晶パネルには表示歪がありません。
ブラウン管はどうしても管面歪が出ます。
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液晶パネルは磁気の影響を受けません。
ブラウン管は磁気の影響で画面が傾きます。
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観測波形をデータ保存できます。
ブラウン管式時代はポラロイドカメラで撮影してました。
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ガイドメニューが表示されるので、取扱説明書を読まなくても使えます。
ブラウン管式では考えられない。
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スタンドアローンで使ってみる
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日本の AC100V に対応しています。
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AC100〜240V 50/60Hz に対応しており、世界中で使えます。
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電源コネクタはパソコンと同じ 3P です。
奥まった位置にあるので、ストレートプラグで使っても邪魔になりません。
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ディスプレイのガイド言語に [日本語] もありました!
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[英語] [中国語] だけかと思ったら [日本語] [イタリア語] [韓国語] など世界の言語に対応していました。
世界中で使えます。
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[日本語] にすると字が大き過ぎるので、普段は [英語] 表示がよいと思います。
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特に悩むこともなく使えました。
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観測に先立ち、プローブの倍率 (通常は1/10) 設定および校正をします。
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繰り返し波形なら [AUTO SET] ボタンを押すだけで、適切な振幅レンジやサンプリング周波数を自動設定してくれ、適正な波形を表示してくれます。
昔のブラウン管式オシロスコープよりメチャメチャ楽です。
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垂直・水平カーソルを使って振幅・時間を測定し表示してくれます。
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付属のソフトでパソコン連動させる場合は、背面の USB 端子から USB ケーブルで接続します。
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ディスプレイ画面の USB メモリへのキャプチャをしてみました。
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前面の USB ポートに USB メモリを挿入し、[SAVE TO USB] ボタンを押すだけです。
bmp ファイルとして保存されます。
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キャプチャ範囲はディスプレイ画面全部です。
すなわち、ディスプレイに表示されている通りに保存されます。
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付属ソフトを使ってみる
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準備作業
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付属ソフトの [DigitalScope] [WaveEditor] を動作させるには [NiViSv32.dll] [visa32.dll] をインストールする必要があります。
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NATIONAL INSTRUMENTS 社の
NI-VISA
から最新版をダウンロードしてインストールすると両方ともインストールされます。
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DSO2D15 とパソコンを付属の [USB ケーブル] で接続します。
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DigitalScope
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DSO2D15 のディスプレイに表示されている波形をパソコンに取り込みます。
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起動してすぐに波形がパソコンに表示されました。
パソコンから DSO2D15 へのパラメータ設定もできます。
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WaveEditor
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波形生成機能の AFG へ送り込む波形データの編集を行います。
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パソコンで作成した波形データを DSO2D15 に送ると [GEN OUT] 端子から出力されます。
DSO2D15 が Function Generator としても使えます。
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評価
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オシロスコープの使用経験のある人なら、操作ガイドやヘルプがディスプレイに表示されるので、取扱説明書を見なくても使えるでしょう。
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私が普段扱う FM チューナの波形観測には十分期待に応えてくれます。
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ともかく軽量コンパクトなのが超ありがたいです。
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観測波形を USB メモリにお手軽キャプチャできるのがイイです。
今まではブラウン管面をデジカメ撮影してと面倒でした。
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総合的にこの性能で2万3千円は格安だったと思います。
ドキュメントなど
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ドキュメント
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ソフトウェア
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仕様