-
右図はクォードラチュア検波の原理図です。
この検波方式はもともとテレビの音声の検波器として開発されたものです。
-
位相回路には一般的にはコイルが使用されますが、良い特性を出すには回路設計と調整が難しいです。
これの裏返しが欠点です。
-
動作原理
-
動作原理は、周波数の変化をパルス幅の変化した信号に変換した後、積分して復調する・・・です。
-
この検波方式は位相特性を利用したもので、マルチプライヤの一方の入力に FM 波の信号を直接加え、他方の入力には、位相回路と FM IF の周波数に同調したタンク回路を通した信号を加えます。
-
(b) (c) に示したように e1 と位相器を通った e2 との間の位相差により、出力 IL のパルス幅が変化します。
-
これをローパスフィルタを通すことにより平均値が変化し、位相検波を行います。